河内の風穴

テーマ:まちづくり
多賀大社に向かう道(307号線)を左に入って、ずんずん行った所にある「河内の風穴」。最近は行っておりませんが、子どもが小さい時、夏の暑い日に非日常的な涼を求めて何回か訪れました。

京都生まれで30歳頃から滋賀県に住むようになった知人が、「滋賀県の中を色々回ったけど、ある意味ここが一番感動しましたな」と言っておりましたが、確かに入口の狭い穴からは想像もできないような中の大広間。幅20m、奥行き60m、高さ20mだそうです。

これだけでも結構満足してたんですけど、先日朝日新聞滋賀版の特集「河内の風穴を歩く」を読んでおりましたら、1987年に多賀町で洞窟調査関係者の集い(洞窟サミット?)が開かれたのを機に民間団体が調査を行なったところ、河内の風穴の総延長は3323mで、関西最大の鍾乳洞であることがわかったそうです。

さらに驚くべきことに、2001年に民間団体の調査が再開され、2005年には総延長が6800m(全国第4位)と確認され、現在も調査は続き、全国1位の秋芳洞(8790m)をも追い越す勢いだということです。

そう言えば、風穴の入口に「ここで放された犬が三重県側で発見された」とかいう逸話が書かれていたような覚えがありますが、あながち作り話ではないのかもしれません。
そうこれこれ
皆さん、大広間から少し行って鉄のはしごを登った二階部分までは行かれたことがあると思いますが、「この先立入り禁止」の札が掲示されておりますよね。

何と、この先には劇場のようなホールや鍾乳石、ボートで移動できる地底湖や地底河川などの世界が広がっているんだそうです。この光景はDVD(3,000円)で見られるそうですが、宣伝のHPの画像だけでも結構楽しめますよ。

まだしばらく暑さは続くようですので、いかがですか、未知の地底探検。命の保証はありませんが....。


(注)観光洞部以外での洞窟内事故時は、救助・救出に消防・レスキュー・自衛隊の活動は望めません。身動きがとれなくなった場合、救出救助は絶望的なため生命の危険に陥ります。









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