珍ゲーム

テーマ:スポーツ
昔、「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」なんていうのがあったの覚えています?まだ今ほど売れていなかった頃のみのもんたのナレーションが印象的でした。

さて、プレーに関しては「珍プレー・好プレー」と言いますが、ゲームそのものに関しては「好ゲーム」とは言うことがあっても、「珍ゲーム」という言い方はないように思われます。語感が悪いのか、あるいは珍しいゲームが少ないのか?

しかるに、先日9月9日に行なわれたセリーグ首位攻防戦、阪神vs中日戦はまさに「珍ゲーム」と呼ぶにふさわしい試合でありました。結果は延長12回、2-2の引き分け、結果だけ見れば天王山らしい息詰まる接戦。

が、次の日の新聞に出てた平野のポジション、笑えます。
(二)右左右左右左
つまり、最初セカンドだったけど、その後ライトに回ったと思いきや、レフト、ライト、レフト、ライト、レフト。こういうのも右往左往って言うんでしょうか?

それもそのはず、11回と12回の阪神の守りは、何と外野に西村。彼は控えピッチャーですよ。昔、ヤクルトのピッチャーがワンポイントリリーフを挟んで再登場するためにファーストを守った記憶がありますが、投手が外野を守るのは初めて見ました。(高校野球か!)

この西村、なるべく打球が来ないようにと、右バッターの時はライト、左バッターの時はレフトと守備位置を替えさせたというわけです。それにしても、「西村」っていう名前の人はどこの世界でも器用なんですかね、おやじさん。

まあ、事の発端は、10回裏の阪神の攻撃。ワンアウトの後、鳥谷、新井、ブラゼルの3連打で満塁。だれもがサヨナラ勝ちを予想していたところ、次打者の浅井がショートライナー。一塁ランナーのブラゼル戻れずダブルプレー!

ブラゼルが立ち上がって、顔を烈火のごとく赤らめて審判に抗議。認められず退場!
ヘボ・ブラゼル
何とこの時点で阪神は野手をすべて使い切っておりまして、守る人間がいな~い。てことで、控え投手の西村がライトの守備に。という顛末でございました。

いずれにいたしましても、「珍ゲーム」らしい、ちぢ、いやもつれた試合でございました。

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