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村居先生おめでとうございます

テーマ:よもやま話
先日地元夕刊紙に報じられていた、今年度長浜市において文化の日に表彰される市功績者の中に中学校時代の恩師である村居篤士先生の名前を発見いたしました。

保護司としての功績を称えられたものでありますが、先生は市内各中学校の校長を歴任された後、退職後は旧浅井町の教育長なども務められ、教育界においてもさまざまな功績を残されて参りました。

現役時代も生徒達から絶大な人気を誇った先生は、①クラスの班分けと班ノートの作成、②マイペアー制、③生活反省表、④お仕置きとしてのチョークで頭グリグリの渦巻きまんじゅう、等々、独特のクラス運営を展開されておりましたが、

特に生活反省表は、何時から何時まで何を勉強したとか、何のテレビを見た、と記録するだけではなく、日記代わりにコメントを書く欄がありまして、これに対して先生からも赤ペンでコメントを頂戴し、また返事を書くような感じで、ちょうど今ブログでやっているようなことを先生との間で毎日繰返しておったわけです。

思い出して、久しぶりにその生活反省表を見て笑ってしまいました。駄洒落と皮肉のオンパレードで、今と書いている内容があまり変わってない、というか、よく先生にこんな失礼なこと書いてたな、と。先生も先生で、大上段から無礼を嗜めるのではなく、「アホなことばっかり書きよって」というノリで、間違った方向へ向かわないように配慮しながらも同一の目線でコメントを下さっております。

中学3年の担任だったので高校受験だったのですが、勉強のことは差し置いてくだらないことばかり書いているので、「キサマは大学あきらめて三文文士にでもなってユーモア小説でも書け」などというコメントも頂戴いたしておりました。

自分では、さほど感じてはいなかったのですが、中学校の1,2年の頃は職員室呼び出しも結構ありまして、親も私の事を相当の問題児と思っていたようで、後で父が「息子がまともになったのも村居先生のおかげです」と礼に行ったのだと母から聞いたことがあります。

通信簿の所見欄にこう書いてありました。「自らの本質は真面目人間であるにもかかわらず、皆をまじめにリードすることに抵抗を示す男である」。「素直でない」性格をすっかり読まれておりましたな。それにしましても私は、小・中・高を通じて、担任の先生には恵まれていたとつくづく感じる今日この頃であります。

村居先生、市功績者表彰おめでとうございます。でも、それくらいで喜ぶほど老け込まんで下さいね(笑)



ひとり分?ふたり分?

テーマ:よもやま話
♪イチゴのケーキを買ってきて

♪6つに分けて食べましょう。

♪ばあちゃん食べます、ひとり分

♪私も食べます、ひとり分

♪母さん食べます、ひとり分

♪息子も食べます、ひとり分

♪もひとつ食べなよ、ふたり分

♪さてさて残った、ひとり分


♪母さん迷わず、ふたり分


♪いやいや、それは「ふとり分」

出があるよ~!

テーマ:曳山・歌舞伎
昨晩は、ゆう歌舞伎の第1回目の公演がございました。今回の演目「義経千本桜河連法眼館の場」、通称「四の切」は、ケレンと呼ばれる派手な演出が見せ場となっており、狐が突然現れたり、消えたりいたします。

そんな見所の一つに、佐藤忠信に化けた狐の意表を突いた登場がございます。私の太夫の出番はまだ参りませんので、2階席からこの場面を(ピンボケながら)捉えました。

静御前が鼓を打ち鳴らし、

太夫が、♪かくやと思う春風に誘われ来た~る、さと~~~ぉう(佐藤)ただの~ぶ(忠信) と、高らかに歌い上げますと、

その瞬間、花道の鳥屋の所から「出があるよ~!」という声が掛かりますので、観客は花道の方から忠信が登場するのかと思い、そちらの方に注目いたします。

すると、何ということでしょう!驚いたことに、いつの間にか正面の階段のところに
忠信が!

というのが、カラクリなんですが、これが衣裳を着けての初めての公演だったため、稽古とは勝手が違いまして、一枚目の写真でわかるように、階段が登場前からもぞもぞと膨らみかけております。

この狐忠信の役は、結構着こんでおりますので、なかなか一遍ではうまくいきませんでしたね。しかし、今日の公演では見事な「忠信の出」が見られると思いますので、どうかご見物の皆さん、「出があるよ~!」という声が聞こえましたら、つられて声の方向に振り向き、正面に忽然と現れる忠信に拍手喝采いただけますと幸いです。


(追記)
狐忠信役および静御前役の名女優さんたち、着こんでおりますが未婚です。素敵な男性の「出がある」と嬉しいです。

特異日の晴れ舞台

テーマ:曳山・歌舞伎
いよいよ、ゆう歌舞伎が今晩、そして明日と迫って参りましたが、どうやら天気がおもわしくないようであります。しか~し、11月2日はともかく3日の文化の日は、「晴れの特異日」として知られております。

特異日とは、「その前後の日と比べて偶然とは思われないほど大きな確率で、ある気象状態(天気、気温、日照時間など)が現れる日のこと」ですので、11月3日はかなりの確率で晴れるはず、ということです。

本当にそうなのか?毎年、ゆう歌舞伎は文化の日に行なわれているけど、いつも晴れてたっけ?と思いまして、調べてみました。どうやって?はいはい、「アブラチャンメモ」を取り出しますと、毎日の天気が時に正確に、時にいい加減に記されておるのであります。

では、11月3日の天気を昨年から、ゆう歌舞伎の始まりました平成9年(1997年)まで遡って順に書き並べてみましょう。ついでに、ゆう歌舞伎の開催日も。

平成20年(2008)     晴/曇       11/2(日)、3(祝)
   19年(2007)     晴             2(金)、3(祝)
   18年(2006)     晴             3(祝)、4(土)
   
   17年(2005)     曇/雨          5(土)、6(日)
   16年(2004)     晴             6(土)、7(日)
   15年(2003)     雨             2(日)、3(祝)

   14年(2002)     曇             3(日)、4(祝)
   13年(2001)     雨             3(祝)、4(日)
   12年(2000)     曇             3(祝)、4(土)

   11年(1999)     晴        11/13(土)、14(日)
   10年(1998)     晴        10/10(祝)、11(日)
    9年(1997)     晴        11/14(金)、15(土) 

どうでしょう。12年のうち晴は半分程度で、雨が3回も降ってますやん。これで特異日と言えるのか?しかも、文化の日に行なわれると思い込んでいたゆう歌舞伎も、文化の日と関係ない日に行なわれた年が5年もあり、しかも出だしから文化の日とちゃいましたわ。

まあどうでもええけど、今年は第1回曳山博物館子ども歌舞伎の上演も屋外広場に向けて行なわれますんや。半年近く稽古を積んできた子ども達の晴れ舞台。11月3日よ、特異技を決めてくれ。
   

めったにコン

テーマ:よもやま話
今日はおついたちで、通常なら多賀大社に参拝するところなのですが、所用で都合がつきませんので、昨日一日早く参拝を済ましてまいりました。

例月ですと本殿のみ参拝させていただいておりますが、今回はちょっとこちらの方へも。
本殿右奥に赤い鳥居が
ございまして、参道を50mほど参りますと
左に鳥居のトンネル右に御手洗
左を向きますと、当神社の案内立札があり、商売繁盛の神様と書いてあります。

なるほど、なるほど、確かに商売の神様らしい名前の神社でございます。
金が先いやいや金が咲く
さて、鳥居のトンネルをくぐりぬけ、突き当りを右に行き、
本殿にて参拝

このお稲荷さん、記憶の範囲内では参拝するのは初めてであります。めったに来ん、どころの相場ではございません。何故参ったのか?金策尽きたのかい?

いやまあ、商売が楽ではないことも確かではございますが、明日、明後日と行なわれる「ゆう歌舞伎」、今年は狐が主役の芝居でございますので、何とか成功裏に終わり、私どもも太夫として無事務められますようにと、何かと狐とはゆかりの深いお稲荷様にお参りした次第でございます。

さて、お稲荷さんが大衆の人気を集めると共に、稲荷狐が稲荷神という誤解が一般に広がったようでありますが、あくまでも狐は稲荷神の使いであって、狐そのものが神様ではないようであります。

ともかく、狐には化かされることなく、ご見物にはバカにされることなく、一所懸命役割を務めたいと存じます。


(追記)
夕刻には、長浜八幡宮と豊国神社それぞれのお稲荷さん、さらに米川稲荷も参拝させていただきました。


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