鼓彩神

テーマ:よもやま話
昨晩、私は木之本のスティックホールへ参りました。何をしに?とお尋ねくださいませ。ようこそ聞いてくださった。うちの山組(翁山)は若衆筆頭が二人居るのですが、そのうちの一人であるH君からご招待を受けまして、「鼓彩神」という和太鼓集団の結成15周年記念自主公演を見に、いや拝聴しに行って参りました。

スティックホールは300人ほど収容なのでしょうか、着いた時は既に満席になっておりましたが、チケットはすべて前売りといいますから人気の高さがわかろうというものです。

メンバーは「木之本を中心に湖北一円から集まった高校生から40歳くらいまでの約20名」とプロフィールには書いておりますが...。その一員である上記のH君は私より3歳下だから....。すっかり計算が合いませんね。ま、気にしないでおきましょう。

最初は若い男衆ばかりの太鼓演奏。いきなり迫力に圧倒されたわけですが、恍惚とした表情で一心不乱に太鼓をたたく若者がちょうど私の方を垂直に向いておりまして、「もし、はずみでバチが手から離れたら、ブーメランのように飛んできて私の顔を直撃だな」とよからぬ不安が湧き起って参りまして、どうもお尻のあたりがむずむずして落ち着きません。

この集団、男衆だけかと思いましたら、さにあらず、5,6人の若い女性メンバーもいらっしゃいまして、これがまた軽快でリズミカルなバチさばきで会場を魅了し、男性陣が引き立て役にしか見えなくなるのは皮肉なものです。

さて、ご招待下さった当のH君が見当たりませず、いつ出てくるのかと思いましたら、ずっと後ろ向きで大太鼓を叩いているのが当人でありました。他のメンバーを圧倒するような肩周りの筋肉の鎧。さすがに中学時代から鉄棒で大車輪をこなし、翁山の超人ハルク、もしくはターミネーターと呼ばれるだけのことはあります。

最後の決めのポーズは正面で

さらに、三味線もこなすH君

約1時間半のプログラムはあっという間に過ぎ、最終演目の「百打繚乱」を終えた後も会場からはアンコールの大合唱。そしてジュニア隊も交えて、全員が登場しリクエストに応えてくれました。

彼らの演奏は15年間の歴史を感じさせてくれる素晴らしいものでしたが、自分達が楽しむだけでなく、ジュニア隊を結成して次世代につなげようとしているその姿勢が何よりも感動的で、会場からも大きな拍手が送られておりました。

数々のイベントにも招聘され演奏している和太鼓集団「鼓彩神」。ぜひこちらもご覧下さい。(完全にまわし者でございます)

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