まるがりいた

テーマ:よもやま話
「ジントニック」に飽きたので次は「マルガリータ!」というお話ではございません、とりあえず。最近、中学校時代のことを書いておりますと、そういえば我々の頃は「丸刈り」やったなと、ふと物思いにふけってしまったというわけです。

最近は、丸刈りどころかチャラチャラとした髪形して、神経質に髪の毛触ってる軟弱な輩がおりますが、私らの時はさっぱりとしたもんでしたな。とは言うものの、私は丸刈り復活派などではなく、その当時も「丸刈り撲滅」を訴える旗手でありました。

なぜかって?そりゃ似合わんからですわ。あれは、頭の形によって似合う者とそうでない者がありまして、総じて私のように額が広くてうなじが高い、つまり毛の生えている面積の少ない者は丸刈りには向きません。

さらに私、幼稚園の頃に水疱瘡にかかったのですが、一つ年上の姉と同時に罹患いたしまして、姉は女子で跡が残ると大変ですから、両親や祖母が顔などをひっかかないようにケアしたのでしょうが、その分私はほったらかしにされまして、頭やら痒いところを掻き毟っていたんでしょうな。

その結果、私の後頭部にはポツポツと水疱瘡の痕跡が小さなハゲとして残りまして、丸刈りしたてなどは、くっきりと浮かび上がり、文字通り後ろ指をさされる状態となるわけです。自分は被害を免れた姉が責任を感じたのか、私の後頭部の小さなハゲ一つ一つをマジックで塗ってくれたことを思い出します。

こういう負い目もございまして、私は極力散髪に行く回数を控えまして、校則違反ぎりぎりの頭髪運転を続けておりました。幸い毛が柔らかく少し伸びれば寝るタチでしたので、あまり目立たず済んでいたのですが、ある日担任の村居先生に「あれ~、お前随分髪の毛長いやんけ~」と気づかれまして、見せしめに皆の前で長さを計測されたことがありました。

何とその時の長さ、6cmでありました。当時「五分刈り」というのが基準だったと思いますが、五分というのは1寸の半分、すなわち約1.5cmですので、この4倍であります。「二寸法師」だったわけですね。この後ただちにチョークで頭頂部をグリグリと掻き回す「渦巻きまんじゅう」の刑に処せられたことは言うまでもありません。

それにしましても、当時、ベルボトムのジーンズ(というかラッパズボン)や、秘密クンみたいなやたら底が厚いヘップ(何と呼ぶんですか?)が流行っておりましたが、丸刈りの頭でそうした服装を身にまとうのは喜劇以外の何物でもありませんでした。こうした不幸を味合わないで済む現代の子どもたちは本当に幸せですね。

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