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バカの壁

テーマ:政治
産経新聞が平野復興相のいわゆる「バカ」発言を緊張感を欠く不適切なものだと1面トップで批判していた。

しかし今回の発言に対しては、これまでの松本龍前復興相や鉢呂前経産相の失言のように、マスコミ各社が一斉に叩きまくったのとは様相を異にしている。

毎日は淡々と事実を報道。日経、中日などは記事にもなっていないし、読売、朝日はそれぞれコラムで、平野氏の発言を批判するというより、軽率な言葉狩りを戒めた内容となっている。

読売新聞
「言葉は文脈のなかで生きている。一語を抜き出して『けしからん』と非難しても意味がない。野党には“バカ”を問題視する向きもあるようだが、これを失言とみなすのはいささか気の毒だろう。・・・暴言退治と言葉狩りの区別を忘れまい。」

朝日新聞
「扱いが難しい言葉だけに、発言に逸脱感はあるにせよ、事例を調べる必要を述べた前後の文脈はまっとうだ。自民党幹部の言う『許されない』ようなものだろうか。むしろそうした反応に『やれやれ』の感がある。」

こと産経に限ったことではないが、自分の肌に合う一紙の記事だけを読んでいると、意図的な偏向報道を鵜呑みにしたり多面的な物の見方を妨げてしまう可能性がある。養老孟司氏のいうところの、二元論で物事を切り捨てる「バカの壁」を自分の前に作らないようにしたいものだ。

亡くなった友人を思わず「バカ」と言ってしまった平野さんの気持ち、私はよ~くわかります。

安住さんといえば

テーマ:政治
野田内閣発足。財務相に安住淳氏。

まあ本人も、首相からそう言われて思うところがあったらしいくらいだから、国民に思うところがないわけないでしょ。

財務大臣といえば、昔の大蔵大臣。大臣オブ大臣。いずれ首相になる人のポストか、財政や金融に著しく精通した人がなるポジションじゃないの?安住さんって、直前は国対委員長やってたけど、基本的にTVタックル要員でしょ?

何で?

1.野田首相は直前財務相だったので、自ら目を配るつもり
2.経済・財政相に古川元久氏という元大蔵官僚の超エリートを配置しているから大丈夫

ということがあるのでしょうけど、巷間言われているのは、安住氏が宮城県石巻市出身だということ。つまり、震災復興のための増税を進めるのに最適だということのようです。

49歳。同世代なので頑張って欲しいんだけど、この人、震災直後、ガソリンが被災地に行き渡らなかったのを見て、学校のプールにガソリンを貯めることを提案したらしい。
爆発するって!
頼むから、野田内閣の危険物にならないでね。


もっとも、「安住さんが財務相」という報道を聞いて
良かったねえ安住アナ
と喜んでいる中高年女性が多いというから、日本は平和だね。

前野馬鹿海

テーマ:政治
いよいよ、本日民主党代表選

という割に
の次の

候補者は

千里の道も一歩から
(世界陸上女子100m 準決勝進出おめでとう!)

万里の道は一郎から


でも万里の頂上
は見たくないなあ

てかてかかてかて







ぺてん

テーマ:政治
鳩山前首相が「菅さんはペテン」と言ったことから、一躍流行語大賞候補になった感のある「ペテン」。各紙や様々なブログでもその語源について取り沙汰されておりました。

最も有力なのは、中国語の方言・俗語で「詐欺」を意味する「繃子(bengzi)」が訛化したというもの。繃子の「繃」は包帯の「包」の原字だそうですから、「包み込む」あるいは「丸め込む」という意味を込めているのでしょうか。

発音は「ペンツ」。「ツ」に強勢があるようで、これが「ペンツー」→「ペツン」→「ペテン」と変化したようであります。

如何でしょう?納得いきます?私はとても「ペンツ」が「ペテン」になるとは思えないんですが...。そんなら「パンツ」が「パテン」に、「ベンツ」が「ベテン」になっても不思議はなかろうよ。

「いやいや、同じ中国語でも『骗人(bianren)=人を騙す』から転じた言葉ではないだろうか。 『 ピエンレン』が『ペンレン』→『ペテン』となったと考える方がスムーズだ。」と異を唱える方もいらっしゃる。

ま、しかし、一般人が一番腑に落ちるのは「てっぺん」がひっくり返って「ぺてん」になったという転倒隠語説でしょうね。詐欺は頭を使って人をだますことから「てっぺん」という隠語が使われたというもの。

「ぺてんに掛ける」という言い回しがありますが、「てっぺん」に掛けると考えると、カツラをかぶって変装し、人をだまそうとする族(やから)の姿も浮かんでまいります。

英語で「詐欺」を意味する「imposture」も、「im-(上に)」+「ponere(ラテン語の『置く』)」+「ure(状況)」から成る言葉だそうですが、上に置かれた人たちは、下の者たちをだます性癖があると考えた方が無難かもしれません。菅さんをペテン師呼ばわりした前首相がその生き証人。
ぺてん1号と2号
菅さんが退陣して「てっぺん」がひっくりかえっても、また「ぺてん」が登場するだけか...。

トイレなきマンション

テーマ:政治
「連日、原発情報があふれているけれども、何が本当で、どこまで危険で、今後どうなるのか、さっぱり要領を得ず不安が増すばかり。」5/21(土)の毎日新聞。岩見隆夫さんのコラム「近聞遠見:トイレなきマンション」はそんな感想から始まり、そんななか、共産党の「しんぶん赤旗」に掲載された不破哲三氏の「原発災害講義」は出色だった、と紹介。

コラムによれば、不破氏は「二十数年間、原発災害という同じテーマで質問し続けた唯一の政治家」。そして、質問する度に「それに答える政府側が、原子力の問題をほとんど知らないで済ませていることに呆れ続けた」という。

岩見さんが「日本の原発について歴史的、体系的に振り返り、なにしろわかりやすい」「原子力への理解を深めるためにも一読をおすすめしたい」という不破講義、ネットで検索し読んでみた。

・原子力利用は元々戦争目的で、安全性が二の次に
・使用済み核燃料の後始末の面では何の手も打たれていない
・原子力発電は未完成の技術で、管理力が一番弱いのが日本

特に、原発1基(100万キロW)が1年動いたら、広島型原爆1000発分の死の灰(使用済み核燃料)がたまるという話には慄然とする。しかも六ヶ所村の処理施設に送る以外は原発内のプールで貯蔵。つまりこれが「トイレなきマンション」のいわれだ。

最後に不破氏は、①原発からの撤退を戦略的に決断、②安全最優先の権限と責任をもった原子力の審査・規制体制を緊急に設置の2点を訴え、岩見氏は、②は当然、①は国民的な討論が必要と批評する。

共産党と聞くだけでアレルギーの方もいるかもしれないが、では我々が信頼し続けてきた自由・資本主義陣営のアイデアと言えば、モンゴルに処分場をつくるとか、「地下原発推進」とか???なものばかり。

鳩山由紀夫、羽田孜、森喜朗、谷垣禎一、安倍晋三、亀井静香、平沼赳夫、という元総理、各党党首が顧問に名を連ねる「地下原発推進議連」が31日に発足するらしいけど、地上では危ないので地下へか?

地下原発に関する情報源は、今のところ、福井県選出代議士である中川拓氏の「地下原発-共存への選択」という著書紹介のHPだけ。トイレがないマンションではまずいので、下水処理場の上にマンションを建てるようなもの?しかもうんち処理するのに10万年もかかる。そこまでしてマンションに住まねばならんとは。

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