へたの考え
テーマ:よもやま話
2013/09/27 09:05
毎日新聞の4コマ漫画アサッテ君。東海林さだおさんの作品なんですが、先日のそれは一コマ目に柿の絵があって「へた」の部分が強調されております。
続いてアサッテ君が「何でへたっていうんだろう?」。家族みんな考えてるけどわからない。で、最後のコマでお父さんと思しき人が「へたの考え休むに似たり」と言ってオチがつく、というもの。
言われてみれば、何の気なしに「へた」って呼んでますけど、何でそう言うか考えたことなかったなあ。「トマト・柿などの実についている萼(がく)」と辞書では定義されていますが、漢字で書くと「蔕」と書くんですね。草冠に帯のような字です。
ちなみに、サザエなどの巻き貝、殻の口のところに板状のふたがありますけど、あれも「へた」って言うんですね。こちらは「厴」とさらに難しい字になります。
「へた」といえばもう一つ「下手」という言葉が想起されるわけですが、これは「はた(端)」あるいは「へた(端)」の変化で、奥深くない意から来ているようです。そうか、端っこという意味の「へた」がまずあって、ここから「下手(へた)」という意味が派生したというわけか。
ちなみに私ずっと「下手な考え休むに似たり」だと思っていたのですが、これは誤りで「下手の考え」が正しいようですね。囲碁や将棋の下手な者がいくら長時間考えても名案など浮かぶはずなく時間の無駄だ、というところから来ているようです。
あ、そうそう、しゃっくりが止まらないときに、どうしたら止まるだろうかと長時間考えたことありませんか?そういう時こそ「へたの考え」。柿のへた(柿蔕・シテイ)を煎じたものが効くそうでございます。
続いてアサッテ君が「何でへたっていうんだろう?」。家族みんな考えてるけどわからない。で、最後のコマでお父さんと思しき人が「へたの考え休むに似たり」と言ってオチがつく、というもの。
言われてみれば、何の気なしに「へた」って呼んでますけど、何でそう言うか考えたことなかったなあ。「トマト・柿などの実についている萼(がく)」と辞書では定義されていますが、漢字で書くと「蔕」と書くんですね。草冠に帯のような字です。
ちなみに、サザエなどの巻き貝、殻の口のところに板状のふたがありますけど、あれも「へた」って言うんですね。こちらは「厴」とさらに難しい字になります。
「へた」といえばもう一つ「下手」という言葉が想起されるわけですが、これは「はた(端)」あるいは「へた(端)」の変化で、奥深くない意から来ているようです。そうか、端っこという意味の「へた」がまずあって、ここから「下手(へた)」という意味が派生したというわけか。
ちなみに私ずっと「下手な考え休むに似たり」だと思っていたのですが、これは誤りで「下手の考え」が正しいようですね。囲碁や将棋の下手な者がいくら長時間考えても名案など浮かぶはずなく時間の無駄だ、というところから来ているようです。
あ、そうそう、しゃっくりが止まらないときに、どうしたら止まるだろうかと長時間考えたことありませんか?そういう時こそ「へたの考え」。柿のへた(柿蔕・シテイ)を煎じたものが効くそうでございます。