青天に名調子

テーマ:まちづくり
2020年の東京五輪開催決定の余韻冷めやらぬ今日この頃ですが、1964年の東京オリンピック開会式はまれに見る晴天で、アナウンサーの「青空です。この空の中に手を入れたら真っ青に染まってしまいそうな青空です」という名台詞が聞かれたそうです。

そこまでの青空ではありませんでしたが、それでも2週間前の雨天とは雲泥の差、好天の下開催された長浜市内の小学校の運動会の参観に昨日もよせていただきました。

今回は、高月の古保利小、七郷小、湖北町の朝日小、速水小、小谷小、そして虎姫小の6校を順に訪問させていただきました。どの学校も万国旗が張り渡されておりまして、これが青空に映え、否が応でも運動会機運は盛り上がりますね。旗のメンテナンスはなかなか大変なようですけどね。

午前中に参観させていただいたのですが、早い時間帯はどの学校もやはり徒競走が中心となるようです。小規模校はレースの前に逐一走る児童の名前を読み上げるんですが、「あれをしないと進行が早く行き過ぎてしまうんや」という本音も外野から聞こえてまいりました。

5校目の小谷小に来ましたら、ようやく徒競走以外の種目を見ることができました。全学年による綱引きの予選が行なわれていました。力のこもった名勝負で、午後に決勝が行なわれるとのことでしたが、「あまりに体力を消耗するのでとても続けては行えないんだ」との校長先生の談。

その後は3年生の児童とその保護者が1対1で競い合いながらの親子対抗リレー。「手加減したらええのに一生懸命やって怪我する親御さんがやあるで心配なんです」とのことでしたが、そういう不心得者はほとんどおられませんで和気藹々の内、ちゃんと子供に花を持たせてレースは無事終了いたしました。

最後の虎姫小は「うちはリレーを中心にプログラムを組んでいます。これでも例年よりはリレー種目減ったんですよ」とのことでしたが、確かにプログラムには「リレー」の文字が踊っています。

折しも始まったのは5年生の色別対抗リレー。4チームの白熱するレースもさることながら、驚いたのは私の隣の席でレース展開を実況するアナウンス役の放送係の少年。

「ただ今のトップは黄組。おっとそれを追う赤組、白組の息詰まる接戦。青組もがんばれ。まだまだチャンスはあります」などと古舘伊知郎顔負けの名調子。テントの中の来賓の皆さんも「お~、うまいこと言いよおるなあ」とレースそっちのけで聞き入ります。

後で教頭先生に伺いましたところ、今から将来アナウンサーになることを希望しており、珠算も有段者とのこと。「ただし給食を食べるのが遅いんですわ。でもそのギャップがまた楽しいんです」と。

2020年の東京五輪にはちょっと間に合わないでしょうけど、大イベントの開会式実況を任されるような名アナウンサーに是非なってほしいものですね。

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