市民が声カラス

テーマ:まちづくり
先日、某町の自治会長をしている又従兄弟から、私の知り合いの市会議員さんに相談したいことがあるので仲介してくれないかという依頼を受けました。

市会議員さんに物事を頼むという場合、どうも通常の手続では時間がかかったり却下されるところを、何とか圧力をかけてゴリ押しして無理を通してもらうというイメージがありまして、そんな話ならお断りしようと思っていたのですが...。

彼の持ち込んだ話題はカラス。この辺りですと八幡宮にねぐらがあり、私も以前に書いたことがありますが、早朝や夕方などに市役所近辺の電線にずらりと並んでいる光景は皆様ご覧になったことがあろうかと思います。

彼の隣の町も電線がカラスの集合場所となり、鳴き声や糞害に悩まされていたそうですが、関電に依頼して電線にカラスが忌避する装置をつけてもらったそうです。で、300羽のカラスたち、どうしたかというと、隣の電線に移って来て、今度は彼の住む町が同様の被害に遭うようになった。

で、町内の方たちからの苦情を受けて、隣町同様に関電に対策を要請したわけです。普通はここで終わりです。自分の町の問題が解決すれば、とりあえずOK。でも、彼の偉いのは、これでは根本的なカラス問題は解決されず、問題が隣の町へ順送りされるだけだと気がつき行動に移したこと。

まず、市の環境保全課、続いて市長さんにも直接メールを送り、市のカラス対策を問うとともに、自らも東京などの都市部の施策についても学習し、長浜市が防鳥ネットなどの餌場対策に終始し、捕獲による絶対数減少には全く取り組んでいないことを察知します。

このままでは、カラスは生息数を維持、いや拡大しながら集合所が中心市街地にどんどん近づいていく。そこで、そこに暮らす私や市議さんに話を持ちかけ、そうなる前に市に根本対策の策定を迫るべきではないかと提案してきたわけです。

実は昨日3人で協議したのですが、やはり長浜市はカラスに対して防御ネット以外の対策らしい対策は講じておらず、関電任せというのが実情のようです。自町の問題を全市的な問題として捉えた彼の慧眼に敬意を表するとともに、市議にはその声を「議会を通して」是非市政に届けて改善をお願いしたいと思います。

ちなみに私は、カラスのエサとなる生ゴミ減量対策として、「ディスポーザー」の設置について研究、検討をお願いしますと要望しておきました。欧米では普及しており、日本でも群馬県伊勢崎市や富山県黒部市などでは自治体主導で設置が促進されているようです。

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