しぐれ考

テーマ:よもやま話
昔はゑびす講の頃は、朝晴れていたのに急に空が暗くなってにわか雨が降り出す、いわゆる「湖北時雨(しぐれ)」という気候が当たり前でしたね。

最近、いや特に今年は11月に入っても小春日和の日が多く過ごしやすかったように思いますが、昨日は銀行回りをしている時に「湖北時雨」に遭遇いたしました。

さて、他地域の方に長浜を紹介する時に、「ちりめん」が有名です、なんて言いますと9割方は「ちりめんじゃこ」を思い浮かべられるようですが、同様に今では「しぐれ」と言えば貝や牛肉の「しぐれ煮」を思い浮かべる人の方が多いかもしれませんね。

現在は色々な種類の「しぐれ煮」がありますが、元々は桑名名産の「時雨蛤(しぐれはまぐり)」のことを指したようです。なぜ「しぐれ」と称するようになったかには次のように諸説があるようです。

1.色々な風味が口の中を通り過ぎることから、一時的に降る時雨にたとえられた

2.時雨の降る時期が最もハマグリがおいしくなる季節だから

3.ハマグリのむき身をたまり醤油に入れて煮る調理法が降ってすぐに止む時雨に似ている

私たちは「湖北時雨」と呼びますが、もう少し北の方に行きますと「伊香しぐれ」と呼ばれるということを、コブログを通じて知りました。しかし、おそらく「いかしぐれ」と聞いた他地域の人はほぼ例外なく

こちらの方を思い浮かべられるのではないでしょうか。そのものずばり、こんなものもございます。

さて、昨日大垣共立銀行さんにまいりましたら、
こんなものが
急な時雨に備えて、傘とタオルが置かれており「ご自由にお使い下さい」と書かれております。さすが美濃(蓑)の銀行、しぐれによくあう長浜茶漬けには思いつかないサービスですね。

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