龍馬と少子化問題 

テーマ:政治
本日、11月15日は坂本龍馬の誕生日であり、命日なんだそうです。生まれた日に死ぬ。狙ってできることではありませんね。暗殺する側もまさか狙っていたわけではありますまいろ。

さて、今年は大河ドラマ「龍馬伝」の影響か、龍馬ブームでしたが、私は龍馬初心者。ゆえに「はじめての坂本龍馬」(齋藤孝/ちくまプリマー新書)なる本を読んでみることにいたしました。

本の中身についてくどくど書くつもりはないんですが、著者の齋藤氏は、龍馬の特長の中で際立っているものは「先見力」だと言い、「先見力」とは色々な選択肢の中で「間違いのないひとつを選び出す」ことだと書いています。

今の日本の状況を考えると「先見力」が要求される課題が山積ですが、齋藤氏は、もし今の時代に龍馬が生きていたら「これからは少子化対策だよ」と言いそうな気がしてならない、とここで龍馬の姿を借りて持論を述べています。

東京電力の勝俣会長との対談でそう感じたらしく、勝俣氏は「すべての問題の根幹は少子化だ」と言い、「子どもが増えれば、消費が拡大するし、年金問題も解決できるし、日本の活力も増す。あらゆる問題がその一点に集約されているのだから、そこに絞って対策を打てばいい」とおっしゃったということです。

齋藤氏も、自らは「教育は中身が大切」だとずっと思ってきたが、それを論ずる前に子どもがいなければどうしようもない、と気づいたと書いています。確かに少子化問題は自国民で解決できないとしたら、前市長さんが主張する移民政策を推進しない限り、日本の未来はないかもしれませんね。

昨日のたかじんのどうでも委員会でも、少子化問題が話題になっておりましたが、ゲスト各氏が根本的解決策を答えあぐねる中で、芥川賞を受賞した中国人女性が「危機的状況に陥ったら、人間ってものは本能的に子孫を設けようとするものだ」と言っておりました。日本は今それだけ平和ってことなんでしょうかね。

それはともかく、まだ結婚しておられない若い皆様方、「先見力」を持って「色々な選択肢の中で間違いのない一人を選び出す」のも大切なことかもしれませんが、「子どもを持つ」ということは間違いなく人間として最高の喜びの一つだと思いますよ。


しろがねも くがねも玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも
                           -山上憶良

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2010/11      >>
31 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 1 2 3 4

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧