晴れ晴れ

テーマ:曳山・歌舞伎
この1週間、いや1ヶ月間、気持ちが高ぶったり、落ち着かなかったり、不安感で眠れなかったり、そんな日々を過ごした人たちが少なからずいらっしゃったのではないかと思います。

第20回全国地芝居サミットin長浜、信じられないような上天気の元、2日間の日程を終了いたしました。3年前から開催の構想を温め、2年前くらいから本当に数多くの人たちのご協力を得ながら準備を進めて参りました。

4年前に埼玉県小鹿野での第17回サミットに一緒に参加したモンテK山君と二人で、言いだしっぺの責任を取って正副運営委員長を務めさせていただきましたが、自分自身、曳山祭は別として、ここまで精力を傾注したイベントは今までにありませんでした。

関わった人の数が多い分、色々な葛藤や軋轢もあったと思います。曳山上での狂言をお願いした孔雀山、翁山の皆さんには、春の祭りでいったん切れた緊張を再び張り戻していただき、米原の壽山さんにも長浜での上演という試みに快くお応えいただきました。

公演部会の主力メンバーとなっていただきました、ゆう歌舞伎の皆さんには随分無理をお願いいたしましたし、三役修業塾生には脚光が当たった分、一人二役三役の過重がかかり、精神的に相当の負担であったと推察されます。(これは自分も含めて)

そして、式典部会として伝承委員会のメンバーが担当してくれたシンポジウムは、綿密な準備が奏功し期待以上の内容でしたし、広報部会が作成してくれたポスター、プログラム、総務の担当したアンケート報告書も関係者から高い評価を受けました。

受付、参加者の宿泊、土産等を担当してくれた接伴部会も、「一体この参加費でどうやってこの内容を?」と参加者を驚かせるようなホスピタリティあふれるサービスを提供してくれました。

若衆会の皆さんが担当してくれた交流会は圧巻でした。連日の太鼓の稽古は歌舞伎のそれに決してひけをとるものでなかったし、交流会のフィナーレを飾った裸参りと練習の成果をいかんなく発揮した太鼓の演奏は全国の地芝居関係者の度肝を抜きました。

そして、各部会の企画をきめ細かくチェックしながら、諸手続きを進めてくれた事務局の皆さん。長浜方式と呼ばれる官民一体運営の成功を久しぶりにかみしめることのできるイベントでした。

天気よければ全て良し。2日間の快晴の天気は偶然であったかもしれませんが、今日まで全力でサミットの準備に取り組んできた関係者に対するご褒美として余りあるものであったように思います。まだ後始末が残っておりますが、ひとまず皆さん本当にお疲れ様でした。


三役に光当たりし晴舞台また引き閉めて陰の精進



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