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自転車の立ち漕ぎ

テーマ:言葉・漢字
先日車を運転しながらラジオをつけましたら、ちょうどαステーションの佐藤弘樹さんのone-point Englishのコーナーで、「胡麻をする」をテーマに話しておられました。

「あ、これ前ブログに書いたわ(おべっかとおべんちゃら)」と思い出したのですが、英語では胡麻すりを「apple polisher 」、つまり「りんごを磨く人」という言い方をするんですね。恰好が胡麻をするのと同じ感じですもんね。

さてラジオでは「ちなみに、モンゴルでは『馬をたたく』という言い方をするんだそうです」とDJの佐藤さん。これなぜだかわかりますか?とリスナーへと同じ質問を皆さんにもしてみましょうか。

モンゴルでは馬をたたいて食べるんか?とか言わんといて下さいよ。彼らは遊牧民族ですからね。馬は言うなれば車みたいなもんなわけです。で、日本人のおべっか野郎が「いやぁ、素晴らしい車にお乗りですなあ」と胡麻をするがごとく、モンゴル人は相手の馬の体を叩いて「ええ馬でんなあ」と褒めるというわけ。

佐藤さんは、こうしたゴマすりの表現は各国にあるに違いないとおっしゃっておられましたが、モンゴル以外にもう一カ国の例を紹介してくださいました。それはドイツ。さて、どういう言い方をするでしょうか?

あ、話し変わりますが、昨日放置自転車のことについて書いたら、コメントでよこっぺさんが以前に自転車のサドルだけ盗まれて、立ち漕ぎで帰ったことがあると書かれていました。確かにそんなもん盗んでどうするんですかねぇ。サドルフェチとかいるんでしょうか。

閑話休題。さっきの質問の答えわかりましたか?

正解は「よこっぺさん!」。いやいや、実はドイツではゴマすりを「自転車で立ち漕ぎをする人」って言うんだそうです。立ち漕ぎをすると頭が前後に振れてあたかもペコペコとお辞儀をするように見えるからだそうです。あ、日本でも言いますね、「米つきバッタ」。あれと同じでしょうか。

放置自転車につき

テーマ:よもやま話
駅からそこそこ近いところに古~い肥料倉庫がありまして、立地的に一時的に自転車をとめる方が昔から結構いらっしゃるのですが、まあそんな目くじらを立てることもあるまいと見て見ぬふりをしてまいりました。

ところが最近ずう~っと同じ自転車が4~5台とめられているのに気づきまして、おかしいな~と動かしてみますとどの自転車もカギが掛かっておりません。と言うか壊されているのかもしれません。

一時駐輪だとするとカギは掛けてあるはずだと思われますので、これは盗難自転車を放置したものではないかと推測、とりあえず駅前の交番に届け出ることにいたしました。お巡りさんに委細説明しましたら「わかりました。後ほど見に行って盗難届が出ているか確認いたします」と。

その日の午後店で瓶詰めをしておりましたら、近くにパトカーが止まって警官が2,3人でウロウロされているので、何か事件があったんやろか?と思いましたら、やがてうちに入って来られまして「◯◯さんはいらっしゃいますか?」「はい、私ですが」「あのぉ~、先ほどの自転車の件ですが」「あぁ、はいはい」

警察の方で調べていただいた結果、「2台は所有者がわからないのでそちらで処分して下さい。他のものについてはとりあえず警察から所有者に連絡を入れますが、連絡がつかない場合はしばらく張り紙をした後、何も反応がなければ処分して下さい」とのことでした。

以前なら「え~、ほんなもんこっちで処分せなあかんのですかぁ?」と不平の一つも言ったかもしれませんが、先日きなこさんのブログで資源買取業者が自転車を300~500円で買ってくれるという情報を得ましたので、ついつい頭のなかでフンフンフンと取らぬ狸の皮算用を始めてしまいました。

1時間ほどして警察から電話が入りまして、いずれの所有者とも連絡が取れ近日中に取りに来られるので、しばらく置いといて下さいとのこと。やはり盗難に遭われ被害届も出さず諦めておられていたもののようでした。

最近は自転車も安くなり、盗まれても簡単に諦めちゃうんでしょうかね。とりあえず被害届は出しましょうね、皆さん。なお、所有者のわからない放置自転車は堂々と買取業者に持ち込んで昼飯代くらいは浮かせたいと思っている次第です。

繰越明許費

テーマ:まちづくり
教育委員会の定例会で教育予算に関する説明をしていただくことがあるのですが、先日聞いたこともない用語が出て参りまして、そのまま放置するとすっきりしないので尋ねてみました。

それは「繰越明許費(めいきょひ)」なるもの。「これはどういう意味なんですか?」と尋ねましたら、事務局サイドが言葉の意味そのものではなく支出の明細について詳しく説明され始めましたので、「いやいや明許費の意味がわからないので」と。

皆さんはわかりますか?これは、今年度で支出する予定だったのだけれそ、想定外のこと、例えば工事の遅れなどで次年度に予算執行を繰り越すことになった経費のことだそうな。

家に帰って「明許」なる言葉があるのかと辞書を引いてみたのですが出てきません。単独で使われる言葉ではないようで「繰越明許費」以外に使用例は無いのではないでしょうか。役人の造語なんでしょうか?

さらに教育委員会の予算説明でよく出てくる「債務負担行為」。これもようわかりません。何か他人の借金の肩代わりでもしてあげるんかいなと思ってしまうような用語です。

これはどうやら、先の「繰越明許費」とは少し異なりまして、最初から単年度では執行不可能なことがわかっていて、あらかじめ翌年度以降の予算支出を前提に契約を行うことなんだそうです。学校なんかを新設する場合に1年間では完成しないことがわかっている場合に発生するのでしょう。

これ以外に似たようなもので「継続費」なるものもあるようです。これは契約が続く限り、電気、水道、電話など毎年継続して支出することがわかっている経費なんだそうな。

役所の予算は単年度でしかも単式簿記ですから、我々が普段馴染んでいる会計用語とは全く異なるものが出て参りますので戸惑ってしまうのですが、知ったかぶりせずに分からないものは分からない、おかしいものはおかしいと言い続けて行きたいと思います。

損保ジャパン日本興亜

テーマ:保険・金融
日本興亜損保の代理店をしているのですが、同社が来年9月に損保ジャパンと合併することになりまして、それに備えての研修が11月末から12月にかけて2回開催され、一昨日も長浜ドームまで行って参りました。

何と各4時間近くの研修。説明の動画を見て最後に確認テストを受けるんですが、合併相手の損保ジャパンの方が大きいですからね、新商品はほとんどが損保ジャパンの商品がベースになります。つまり、我々はシステムも含めてまた一から覚えなあかんわけです(泣)

それはともかくもね。両社が合併して何という名前になると思います?何とね、「損保ジャパン日本興亜」だそうです。合併ちゅうより両社名の羅列ですやん、これ。しかも、ジャパンと日本って同義やろ。こんな社名は前代未聞ではなかろか。

もっとも最近は銀行も含めてこういうの多いですよね。明確に吸収合併だと強い方の名前が優先されるんですけど、対等に近いと両社のメンツがぶつかり合って、名前を残すどころかどちらの名前が前に出るかまでが争点になるんですね。お客のことなんか考えてませんよね。

そう言えば、本業の石油業界も新日本石油とジャパンエナジーが合併して「JX日鉱日石エネルギー」などというダサい名前になりましたが、今日に至りまして呼称は略称の「JX」、そしてSSのブランドである「エネオス」も浸透して参りました。

JXもそうなんですが、JR、JP、JTなど一時期二文字でJをつけるのが流行りましたね。そうそう、いっそ損保の新会社も「日本損害保険株式会社」(Japan Insurance Co.,LTD)にして、通称「JI(ジェーアイ)」にすればすっきりするのにね。

しかし待てよ。JIってこのまま読むと「ぢ」と間違えられかねんなぁ。やはりそのあたりも考慮して却下されちまったんでしょうか。「JI池袋支店」なんて、英語にしたら「Ikebukuro Branch of Japan Insurance」。頭文字取ったら「IBOJI」。さすがにこりゃまずいか。

「よい」言葉

テーマ:言葉・漢字
今週の月曜日、とある会議でおかめちゃんのご主人で市会議員をなさっているひょっとこさん(このニックネームとは似つかわない二枚目ですが)とご一緒する機会を得たのですが、雑談をする中で、去る11/30(土)に市街地で開催されたイベント「HAMAJAZZ2013」の話になって、

「あれは長浜で開かれた中でも久々のよいイベントでしたね。来年も続けて下さいよ」とひょっとこさん。同じく同会議に出ておられ、このイベントの仕掛け人の一人でもあるねむりはかせ、「ほんなら予算つけてくだはいな」と切り返し。

その日の夜は中日新聞の湖北販売店の納会にさざなみ通信関係者も招待され、私もライターの一人として出席させていただいたのですが、テーブルの隣席には、同誌の中で最も人気のある「湖北のことば」を書いておられる国友伊知郎さん(ニックネーム)。

さざなみ通信は、最新号で186号なのですが、国友さんは創刊号から同じテーマで書き続けておられ、200号になったら本を発刊する計画もなさっているとのことでした。「そんなに湖北独特の言葉ってたくさんありますか?」と伺いますと、「やんすだけでも未然、連用、終止、連体、已然、命令、それぞれに味わいがあります」と。

そうそう、冒頭のひょっとこさんの言葉の中の「よいイベント」の「よい」。これね、私なら「ええイベント」もしくは、もう少し気取って「いいイベント」と言うと思うんですが、木之本の方、いや旧伊香郡の方は「よい」を使われますよね。

文章で書くと全く違和感がないのですが、この「よい」は意味は同じでも標準語の平板な「良い」ではなくて、イントネーションとしては「宵の明星」の「宵」のような「よい」なんですよね。

私は父方の祖母が木之本出身なので、子供の頃からこの「よい」が気になっておりまして、高校に進学した時に、やはり木之本や高月の連中がこの「よい」を使っているんだなと自分なりに確認作業をしたことを思い出します。

さらに長浜から嫁に行ったゆうこりんさんが、この「よい」を会話の中で使ってらっしゃるのを聞いて、ああすっかり木之本の女性になってやんすな、と感じたことを思い出します。国友伊知郎さんは、湖北のこの「よい」言葉についても既に書いておられるのでしょうか。
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