味曾有

テーマ:油甚本店
ある小説を読んでおりましたら、「曾遊の地の思い出」という表現が出てまいりました。これまで見たことも聞いたこともない「曾遊」なる言葉。辞書で調べますと、「以前に訪れたことがあること」という意味だそうです。なるほど、ちょっと小粋な表現ですね、これは。

読みは「そゆう」だと思いましたら、さにあらず「そうゆう」または「ぞうゆう」とあります。「ぞうゆう」で思い出したのが、麻生財務相が総理大臣の時に「未曾有(みぞう)」を「みぞうゆう」と誤読したこと。マスコミが鬼の首を取ったかのように騒ぎましたよね。

「未曾有」とは「未だ曾て(かつて)有らず」ということなんですが、てことは「以前にあったこと」は「曾有」なんじゃないかとふと思いまして調べますとそんな言葉は無いみたいですね。

ほんじゃ、「未だ曾て訪れたことのない」という意味で「未曾遊」という言葉はあるのか?いやいや、これも有りそうで無いんですね。しかしもしあったら、読み方はこれこそ「みぞうゆう」なんでしょうな、当然。もしかしたら、麻生さん、この意味で「みぞうゆう」と言ったんじゃぁ....、無いわな。

あれこれ調べますと、「未曾有(みぞう)」の書き間違いで「味曾有」なんてのもあるみたいですな。あ、そうそう、うちの店に醤油やポン酢も売っていることは前に書きましたけど、味噌もあるんでっせ。
これがみそ
まさに「未曾有の味噌有」、でございます。

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