せいろ
テーマ:言葉・漢字
2013/12/31 09:09
そば屋さんに行きますと、「かけになさいますか、せいろになさいますか?」と聞かれることがあります。昔は「せいろ」と言わず、「もり」とか「ざる」とか言ったけど最近は使わないんでしょうかね。
そもそも、「もり」と「ざる」の違いもようわからんのですけど、どうやら刻み海苔が乗っかっているのが「ざる」、乗っかっていないのを「もり」と称するらしい。いずれにせよ「せいろ」の方が響きが上品だから最近はそちらが多用されているそうな。
で、今度は何でそばが「せいろ」に盛られなければいけないのか、という疑問がわくわけですけど、確かにどんと皿に盛られてくるよりも、体裁はよろしいわな。しかも、バーコード頭のように少ないものをできるだけたくさんあるように見せかけるには好都合の器と言えよう。
元々は小麦粉のつなぎが入らない生そばで切れやすかったため、せいろでそばを蒸す方法が編み出されて、その名残で「せいろ」が使用されている、という説もあるようですな。
私が子供の頃はやはり自分の家でお餅をついていたわけですが、比較的遅くまでいわゆる「おくどさん」が残っておりまして、そこで薪を焚いて「せいろ」で餅米を蒸していたことを覚えています。あの蒸気の匂いはたまらんですね。
さてこの「せいろ」、漢字では蒸篭(籠)と書くようです。「蒸しかご」という機能がそのまま字にされているわけですけど、どう読んでも「じょうろう」とちゃうん、これ?どうやら「蒸」を「せい」と読むのは唐音のようですね。
さて大みそかと言えば年越しそば。季節的にはかけで頂くことがほとんどですよね。しかし、かけそばって意外に難しい。何故か家で作ると伸びすぎてしまう気がします。今年は「せいろ」で頂こうかしら。いや、そんな要望は「むし(無視、蒸し)」やてか。それでは皆さん、よいお年を。
そもそも、「もり」と「ざる」の違いもようわからんのですけど、どうやら刻み海苔が乗っかっているのが「ざる」、乗っかっていないのを「もり」と称するらしい。いずれにせよ「せいろ」の方が響きが上品だから最近はそちらが多用されているそうな。
で、今度は何でそばが「せいろ」に盛られなければいけないのか、という疑問がわくわけですけど、確かにどんと皿に盛られてくるよりも、体裁はよろしいわな。しかも、バーコード頭のように少ないものをできるだけたくさんあるように見せかけるには好都合の器と言えよう。
元々は小麦粉のつなぎが入らない生そばで切れやすかったため、せいろでそばを蒸す方法が編み出されて、その名残で「せいろ」が使用されている、という説もあるようですな。
私が子供の頃はやはり自分の家でお餅をついていたわけですが、比較的遅くまでいわゆる「おくどさん」が残っておりまして、そこで薪を焚いて「せいろ」で餅米を蒸していたことを覚えています。あの蒸気の匂いはたまらんですね。
さてこの「せいろ」、漢字では蒸篭(籠)と書くようです。「蒸しかご」という機能がそのまま字にされているわけですけど、どう読んでも「じょうろう」とちゃうん、これ?どうやら「蒸」を「せい」と読むのは唐音のようですね。
さて大みそかと言えば年越しそば。季節的にはかけで頂くことがほとんどですよね。しかし、かけそばって意外に難しい。何故か家で作ると伸びすぎてしまう気がします。今年は「せいろ」で頂こうかしら。いや、そんな要望は「むし(無視、蒸し)」やてか。それでは皆さん、よいお年を。