六日知らず

テーマ:言葉・漢字
今日12月6日は父の祥月命日。例年この日に報恩講(お取越)も勤めるのですが、今年はごえんさんのご都合で2日早めまして4日の日に済ませました。最近は自宅で報恩講をする家はあまりないそうですね。うちは母がいる限りは続くことでありましょう。

さて、ちょっと前のことになりますが、テレビ番組「Qさま」の中で、褒め言葉がずらりと並んでいて「この中で一つだけ褒め言葉でないものが含まれています。それはどれ?」という問題が出題されました。

私自身一つだけ今までに聞いたこともない言葉が出てきて、それこそがずばり「褒め言葉でないもの」だったのですが、それが本日のタイトル「六日知らず」。皆さん意味わかります?

これ「けち」のことなんだそうです。「吝嗇(りんしょく)」という言葉がございますが、けちって漢字で「吝」と書くんですね。そうそう、「やぶさか」ってのもこの字を書きますね。

大漢和字典で字義を調べますと、「文+口」の会意文字で、「文」は修飾を意味する。従って「口先を飾っていいわけし、金品を手放さない意」を示すんだそうです。なんやかんや言い訳して金を出さん人いますもんね。

さてさて、本題の「六日知らず」。これがなぜ「けち」になるのか?出典は落語・三遊亭圓生「吝嗇屋」だそうで、 「日を勘定するのに一日二日三日四日五日と指を折る。六日てぇとこれを開けなくちゃァなりませんで、一旦握ったものはもう絶対離さないと言うので、吝嗇屋の事を『六日知らず』と言う悪口がございます」と。

私の父は「ケチとシブチンは違うぞ」というのが口癖だったようですが、本人は自分がどちらかであることを前提にそう言っていたのだと思います。さて、父がどちらで、どちらが褒め言葉だったのか私にはよくわかりません。

家での報恩講はいつまで続けられるかわかりませんが、少なくとも父の命日を忘れる「六日知らず」にはならないようにしたいと思っております。(と言いながら、このブログ公開するのを忘れてましたわ、今朝)


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