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くちびるに赤チン

テーマ:よもやま話
昔の話をして恐縮ですが、私たちが子どもの頃は居たのに最近めっきり見かけなくなったもの、その一つが洟垂れ小僧。必ずクラスに2,3人ロウソクのような洟を垂らした子どもが居たものです。

それともう一つ、口の周りがあれて茶色い輪っかのようになったり、くちびるの端が割れたりした奴。私も洟は垂れていませんでしたが、この口荒れ小僧の一人でした。以前に小学生時代の日記を残してあると書きましたが、5年生の時のそれを読んでいたら、そのことが書いてありました。


題は「口びるがあれたこと」   (以下原文ママ)

この前から口びるがあれていた。きょう朝みたら、少しひどくなっていた。きのう○○君が
「赤ちんをぬるとええぞ。」
と言ったので、ぬってみた。すると、口紅をぬったみたいにまっ赤になってしまった。登校する時、下級生にわらわれたし、友達にもわらわれた。とてもはずかしかった。これで直るのならとがまんしていた。

学校で先生がそのことを聞かれたので、説明すると
「赤ちんなんかぬったら、よけいにひどなる。はちみつをなめろ。」
とおっしゃった。ぼくは、ひどくなると聞いて○○君におこりたくなった。

でも、おこるよりも、言われたように、はちみつをなめて、一日でもはやく直すことの方がだいじだと思った。ぼくは、毎年よく口びるがあれるけれど、変食のせいか何かわからないので、原因を知りたい。




いや~、よくぞ行きましたよね~、赤チン塗って学校へ。我ながらその奇怪な行動に恐れ入りますわ。多分、原因は「変食」と書いてますけど、「偏食」によるビタミン不足だったんだと思います。昔は嫌いなものがあったら食べず、「食べんのなら食べんでええ」という世界でしたからね。

先生もあきれ果てたのか、コメントは「○○先生(保健室の)に相談してもよろしいが?」なんて書いてある。最近はあまり口の荒れた子どもは見かけません。飽食&過保護の時代ですね。

男の方が女より長生き?

テーマ:よもやま話
「米原万里の『愛の法則』」という本を読んでおりましたら、「メスは量を担いながら質を追求し、オスは量を追求しながら質を担う」と書かれておりました。「男はサンプル」とも。つまり男の方が女に比べて身長、体重、容姿等について個人差が大きく、種々雑多な人たちが居るってことですね。

このように、色々な種類のサンプルを作ることによって、どんなタイプの人間が環境適応能力が高く、種の保存に適しているかを測るわけですから、その意味で「オスは進化を先取りしている」とも言えると。

さて、人類はだんだん長寿化しておりますが、これも一種の進化と言うことができるとすれば、オスが進化を先取りしているのなら、男の方が女より長生きするはずなのですがそうはなっておりません。ところが、人間の一生を4つの期間に分けて、それぞれで男女の寿命を比べると説明がつくのだといいます。

1.誕生前: 男のほうが女よりも長期間お母さんのお腹の中に居るので 男>女

2.誕生~性的成熟: ご存知のように女のほうが成熟が早いので、 男>女

3.再生産(繁殖): 女は閉経とともに繁殖能力を失うが、男は事実上一生繁殖可能なので 男>女

4.老化~死: この期間は女だけのもので男にはない

つまり、1~4の期間を通算すれば女の寿命の方が長いように見えますが、男に4期はないので1~3の期間で比べると男の方が長寿というわけです。いかがでしょうか?

男は一生繁殖可能ということは、言い換えれば「繁殖能力を失うと同時に寿命も尽きる」ということですね。年甲斐もなくバ◯ア◯ラとかなんとかいったものを血眼になって買い求める方がいらっしゃるのも頷けようというものです。

さて、これで男性よりも女性が長寿であることは理解いただけたかと思いますが、そうなると第4期を生きる「女性」とは一体何ものなのか?そして何故かくも元気なのか?謎は深まるばかりであります。

つつがない暮らしを

テーマ:よもやま話
以前ブログに書きました「バブルラップ」すなわちプチプチ。ロール状のシート、最初は
こんなに太っておりますが、
無くなると、
このように芯だけが残ります。
先日、妻が地方発送の梱包用のサイズに切り分けていたところ、ちょうど無くなり、このような状態となりました。

その様子を近くで見ていた母に、「お母さん、耳が遠くなってきたんなら、これ使ったらどうですか」と妻。

「ほやなぁ」と何を思ったか母が、その筒を取り上げ、自分の口に当てると店の表に向かって「もしも~し、聞こえますかぁ」

「ほら逆ですがな、お母さん」と妻が筒を取り上げ、母の耳に当てて「聞こえますか~」。「あ~ん、ほんまや、よう聞こえるぅ~」

「どれどれ」と妻が筒を母に渡して、母が妻の耳に筒を当てて「もしも~し」。「うわっ、ほんまやぁ~」。って、あんたら子供か。まあ、このまま耳が不自由になることなく、つつがない暮らしを送ってほしいものです。


(追記)
おかげさまで、母は本日米寿の誕生日を無事迎えることができました。感謝。

ダショー・西岡

テーマ:よもやま話
昨日も触れましたけど、日本列島はブータン国王夫妻に魅了されたここ一週間でした。ワイドショーでも盛んに取り上げられ、にわかブータンブームといった様相すら呈しております。

もちろん、国王ご夫妻のお人柄から来るものなのですが、あそこまで親日的な態度を取って下さる背景をもう一度日本人として考えてみたいと思います。

それは先日のブログにも書きましたが、西岡京治さんのブータンにおける農業指導の業績です。ずっと以前にテレビで見た記憶があるので、youtubeにないかと検索したら、ありました、ありました。「国旗の重み」という番組だったんですね。アップしてくださったjunhagemayさんに感謝したいと思います。






ブータンにおいて最高の人である「ダショー」の称号を授与された西岡氏。ブータン国王の日本に対する微笑の裏には少なからず彼の血と汗に対する尊敬と恩があることを忘れたくないものです。

外交とは政府間のみのものにあらず。民間外交の可能性と重要性を教えてくれるエピソードだと思います。皆さんも海外に行かれた際は、はじけすぎて日本人のイメージ下げんようにね。

さきわい

テーマ:よもやま話
昔から、うすうす不思議に思ってたんです。そう、顔の部位。いや、鼻が曲がってるとか、目の大きさが左右で違うとか、そういうことじゃないんです。

目=め→芽、鼻=はな→花、歯=は→葉、といった具合に顔の部位の名前が妙に植物の器官の名前に一致しますよね。そしたらね、古代の人は本当に顔の部分を植物になぞらえたんだということが、「日本人の愛したことば」(中西進/東京書籍)っていう本に書いてあったんです。

芽は最初に確認するもの、花は一番先端にあるもの、葉は末端で伸びるものだから。じゃあ、耳はどうなんだ?と思ったら、耳は「実」になぞらえた。入ってくるものを受け止め、その結実するものが果実という考えなんだそうです。

耳はとても大事な器官で、見て認識されるものよりも、聞こえてくるものの方が大切。聖者とは「聞く耳」を持っている人のことで、相手の言っていることをまず受け取って、それから判断する。聞・聴・効・利など色々な漢字が当てられますが、「きく」という言葉は「ものの本質をとらえる能力がある」という働きを表しているのだそうです。

さらに、こうした考え方は日本だけではなく、人類に共通した考え方なんだそうで、英語のperson(人)という言葉の元の意味は「音によって」とか「音を通して」、つまり人格とはその人がどのような音をたてているかによって決まる。「人格は響き」なんだと。

日本国中にそんな聖らかな音を響かせて下さったブータン国王。幸福の度合いこそが国の豊かさ。幸せは昔、「さきわい」と言ったそうです。体の中に花が咲くということ。高山植物の宝庫、ブータン。国中にそして国民の心の中に花が咲き誇っているのでしょうね。
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