ときわ金千五十円なり

テーマ:旅日記
この間の日曜日に、妻の姉の娘さん、つまり姪の結婚式に参列するため新横浜へ行ってきたのですが、せっかくなので翌日は東京で働く我が娘の職場を見学しに
こちらへ
さて、娘に美味いものでも食わしてやろうと思い、「寿司でも食うか。どっか店知らん?」と聞いたら、「知らんわそんなもん、うちは毎日昼ごはんはホカ弁や」。しょうがないので駅前の書店で雑誌パラパラして見つけた「常盤鮨」。「よしここにしよう」と決めたまではいいが、場所がようわからん。

結局、娘の携帯ナビに頼って、歩き出したものの繁華街からどんどん離れていく。お洒落なまち自由ヶ丘の中で独特の雰囲気を醸し出す「自由ヶ丘デパート」を通りぬけ、さらに5分ほど歩いてようやくたどりつく。

店先にメニューが

ムムムム、1050円のメニューだけか?なんかしょぼいかも。ランチの1050円じゃ期待はできんわな。若干引き気味になりながらも辺りに飲食店の影もなく、「まあいっか~」と入ってみる。中はこじんまりとしておりまして、
大将が「いらっしゃい」

「あの~メニューは?」「メニューはランチだよ。こん中から選んで」と先ほどと同じことの書いたメニュー表を指さす。1050円の以外はないらしい。

妻と娘は、「ホタテとアナゴとイクラ丼」を、私は「にぎり」を注文。1050円かぁ。ついつい海座の880円とか980円のランチが頭に浮かび、あんなもんやろな、と半分諦めながら出てくるのを待つ。

出た!

実は写真取り忘れたんだけど、画像検索で同店の寿司の写真を探したら出てきた。ネタ的にはこんな感じの立派なやつで、内容は「中トロが2貫、いか、えび、あなご、あじ、玉が各1貫、そして中落ちの鉄火巻きが5個ほど」。さらに、味噌汁に突き出しもついてくる。

味ですか?めっちゃ美味いですやん。しかも中トロは8mmくらいの肉厚。何でこれが1050円なの?「普通、ランチって夜とネタが違いません?しかもこの値段なら」。「うちは夜と同じネタですよ。はっきり言ってね、昼は商売じゃねえんだよ」。

こんな期待はずれは、いくらあっても嬉しい。さすが東京。色々な店がある。置かれていた雑誌の切り抜きに「路地裏の名店」という見出しを発見し、言いようもない満足感に満たされ店を出た。

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2011/11      >>
30 31 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 1 2 3

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧