弁慶とアキレス

テーマ:よもやま話
先日、ままさんが温泉で「弁慶の泣き所」を痛打したと書かれておりました。「弁慶の泣き所」とは「向こう脛」のことですが、まぎれも無く全国版の言葉です。

「向こう脛」のことをこのように表現するわけは、昔五条の橋で義経にこの部分を攻撃されて弁慶が涙を流したことに由来するという説がありますが、真偽の程はともかく、「脛(すね)は骨のすぐ上を神経が通っているため痛みが非常に強い場所なんです」(ホリンズ)。なので「さすがの弁慶ちゃんも泣いちゃったんやな」(カピパラ)。

ところで、「『向こうずね』というより『こっちずね』やろ」(パヴァーヌ)。うん、そうだよねぇ~。でも、これは対面する相手に向かって正面・前面ということ、つまり相手に「向かう・すね」という意味らしい。

ほんなら裏側の「ふくらはぎ」は何やと思いますか?「はぎ」は「すね」と同じで「膝から下・足から上の部分」を指すんですが、「ふくら」は文字通り「ふくらんでる」っていう意味なんやて。「ふくら胸」「ふくら腹」は言わんな。「ふくらの森」はどうなんだ?

「弁慶の泣き所」は「向こう脛」のことを指すと同時に比喩的にその人の「弱点」を言うのにも用いますね。これと同じように使われるのが「アキレス腱」。ギリシャ神話の英雄アキレウスが弱点のかかとを弓で射抜かれ、これが原因となって命を落とした、ことに由来するそうです。

ところでアキレス腱って英語で「Achilles' tendon」というと辞書に書いてありました。腱って「tendon」っていうんですね。天丼やん。金融危機で文字通りEUのアキレス腱となったギリシャ。焦げ付きがひどすぎて食えない天丼にならないことを祈ります。

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