津波の日に
テーマ:よもやま話
2011/11/05 09:17
本日11月5日は「津波の日」なんだそうです。今年の6月に制定されたそうですが、「何で3月11日と違うの?」、そんな疑問が湧いてきませんか。安政南海地震が起きた日で「稲むらの火」が大被害を防いだという、いわば成功体験が優先されたみたいです。
さて今回の大地震、「津波」の恐ろしさをまざまざと実感することになりました。被害に遭われた方に対して誠に不謹慎ではありますが、どうも実態と言葉のイメージが乖離しているのではないか、という気がします。
「津波」はTsunamiとして、いまや国際的に通用する言葉になっているのも事実です。英語では「tidal wave」というそうですが、潮(tide)の満ち干によって引き起こされるものではないので、あえてtsunamiが使われるようになったみたいです。
元々英語圏にはこの自然現象は馴染みのものではなかったという証拠だということもいえるわけですが、日本にはおなじみの現象の割には怖いという語感がなく、最近ではサザンの歌なんかでかえって親しみすら覚えてしまう言葉に、ある意味成り下がっていたような気がします。
もしかしたら、「津」には「ものすごく恐い」みたいな意味が隠されているのではなかろうかと語源を調べてみると、「津」は「港」のこと。「常の波とは異なり、沖合を航行する船舶の被害は少ないにもかかわらず、港(津)では大きな被害をもたらすことに由来する」とwikipediaには書かれています。
「強(つよ)波」から「つなみ」になったという説もあるようですが、有力な説とはなっていないそうです。まあ、強波でもあの恐怖は表現しきれないでしょう。そもそも「波」というのが「並」に通じてしまうのが難点なのか?「大津波」なんて書かれてあった日にゃ「大津」とも重なって「えっ?大津並みかよ~。全然弱っちいやん」てなことに。
言葉が弱いからつい軽視する、なんてことがあっては不幸です。「癌」とか「コレラ」とかその響きだけで怖そうな感じがいたします。「津波の日」を設けて日頃からの警戒を強化するのも大切ですが、この際どえらい恐ろしそうな名前を考えることも必要なのではないでしょうか?
さて今回の大地震、「津波」の恐ろしさをまざまざと実感することになりました。被害に遭われた方に対して誠に不謹慎ではありますが、どうも実態と言葉のイメージが乖離しているのではないか、という気がします。
「津波」はTsunamiとして、いまや国際的に通用する言葉になっているのも事実です。英語では「tidal wave」というそうですが、潮(tide)の満ち干によって引き起こされるものではないので、あえてtsunamiが使われるようになったみたいです。
元々英語圏にはこの自然現象は馴染みのものではなかったという証拠だということもいえるわけですが、日本にはおなじみの現象の割には怖いという語感がなく、最近ではサザンの歌なんかでかえって親しみすら覚えてしまう言葉に、ある意味成り下がっていたような気がします。
もしかしたら、「津」には「ものすごく恐い」みたいな意味が隠されているのではなかろうかと語源を調べてみると、「津」は「港」のこと。「常の波とは異なり、沖合を航行する船舶の被害は少ないにもかかわらず、港(津)では大きな被害をもたらすことに由来する」とwikipediaには書かれています。
「強(つよ)波」から「つなみ」になったという説もあるようですが、有力な説とはなっていないそうです。まあ、強波でもあの恐怖は表現しきれないでしょう。そもそも「波」というのが「並」に通じてしまうのが難点なのか?「大津波」なんて書かれてあった日にゃ「大津」とも重なって「えっ?大津並みかよ~。全然弱っちいやん」てなことに。
言葉が弱いからつい軽視する、なんてことがあっては不幸です。「癌」とか「コレラ」とかその響きだけで怖そうな感じがいたします。「津波の日」を設けて日頃からの警戒を強化するのも大切ですが、この際どえらい恐ろしそうな名前を考えることも必要なのではないでしょうか?