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何をもって憶えられたいか

テーマ:保険・金融
この間、商工会議所の事務局長さんからお電話を頂戴し、「つかぬことをお尋ねしますけど、大垣共立銀行さんの長浜支店が、一番最初は伊部町さんにあったらしいんですが、どの辺かご存じないですか?」

「あ、それ同じ質問を、大垣共立銀行の支店長さんからも聞かれたことがありますわ。伊部町内の最古老の方を2,3人ご紹介して、尋ねられたのですが、はっきりしたことはわからなかったようですよ」。伊部町とは私が住む自治会で、小谷城下の伊部から豊臣秀吉とともに住民が移り住んだと言われております。

さて昨日は、その大垣共立銀行と取引のある企業で構成されている「共立会」の創立50周年の記念式典。来賓としてご挨拶された商工会議所会頭。「大垣共立銀行長浜支店は大正15年に大手町、現在のフィギュアミュージアムの地に設立されたと伺っております」。「うん?ま、いいか」


もしドラ」ですっかり有名になった経営学者のピーター・ドラッカー。50周年記念講演会の講演者は、そのドラッカーの主要著作をすべて翻訳し、ドラッカーの日本での分身とされる上田惇生氏。

話の内容を書きだすときりがないので(実はうまくまとめられない)、興味がある方はこちらを参照(まあ、こんな感じの話でした)。さて、上田先生ご自身が「今日はこれだけ覚えて帰って下されば結構です」とおっしゃったドラッカーの真髄とは?

「何をもって憶えられたいか」。
What do you want to be remembered for ?

う~ん、これはなかなか深いかもしれません。一体、あなたはどういう人間だったか、あるいは何をした人として、世の人に、いや少なくともあなたの愛する妻(夫)や子どもに記憶されたいのか?または、自分の店や会社を顧客からどのような印象で憶えられたいのか?

確かに、それによって、あなたの人生観、経営観が決まると言ってもいいのかもしれませんね。ところで、冒頭の大垣共立銀行の場所に関して、父が長浜史学会五十年誌に寄稿した「長浜の昔風景」という文章に次のような一節を発見いたしました。

「大垣共立銀行が渡辺時計店さんの所にあって、夏には当直の行員さんと将棋を指したこともあり、あちこちの道ばたでは床几を出してステテコ姿に団扇をもって賑やかに将棋を指していた風景を見られたが、こんな光景は今は昔の物語になってしまった」

渡辺時計店さんとは、うちのすぐ近くで、観光情報茶屋四居家の丁度真向かい。願わくば、わが伊部町を「大垣共立銀行長浜支店発足の地」としてご記憶下さいますれば、幸甚に存じます。


(追記)
このお酒も、大垣共立銀行50周年祝賀会の乾杯に使われた酒として記憶されるかも。

こちらもご先祖様の恩恵だとか。

左側通行

テーマ:よもやま話
我が国では「車は左、人は右」ということで、歩行者は道路の右側を通行するように定められております。しかるに車を運転しておりまして左側を歩いている人の多いこと、多いこと。

私、大通りよりも信号のない裏道を走る癖がありまして、家族から揶揄されることもあるのですが、例えば長浜楽市からやや北へ行った所から西へ向かい、三菱樹脂の南を通る道、ここを暗くなってから走りますと、ふっと左側を歩く歩行者が居て肝を冷やすことが結構あります。

そんな道走らなきゃいいじゃないか、ってなもんですが、法律上間違ってるのは彼らであり、車で走ってる時は「おい、人は右側歩かな危ないやろ!」と思ったり、唸りそうになったりします。

しかし、逆に歩行者としての立場に変わった時に、ふと気がつくと左側を歩いていることがしばしば、いやほとんどそうかもしれません。江戸時代などは刀が触れ合うのを避けるため武士は左側通行していたそうですが、やっぱり私には武士の血が流れているのでしょうか。いやそんな系図はどこ探しても出て参りやせん。

そもそも、「車は左、人は右」となったのは第2次大戦後でアメリカの指示によるものだそうです。人と車の対面交通での安全確保が目的と言いますが、実際問題、狭い道路を右側歩いていて、向こうから車が来るのは結構怖いものでして、その意味からも左側を歩く方が安心な気もします。

ところが、そんなことより何より「人間は、基本的に左側を歩くようにできている」んだそうです。つまり心臓は左側にあり、これを守るのは左側歩行が理にかなっているわけです。考えてみると陸上競技のトラックやスピードスケートのリンクも左回り。こちら向きの方が活動しやすいんですな。

ちなみに、「カウンターで2人並んで酒を飲む場合、右側に座る方が悪酔いしにくい」んだそうです。胃は身体の左から右下に付いており飲食物はその方向に流れる。体を左に向けると胃の消化を助け、左側に座ると胃を圧迫する姿勢を続けることになる、と。悪酔いしやすい方、いかがでしょう?心当たりあります?



大なごや語だがや

テーマ:よもやま話
ご無礼しとりまっす。名古屋の河村だがや~。

油甚さんのブログに登場するのは、3べんめになるきゃのぉ~。まあね、今日はちいっと名古屋語について語らしてもらおか思て。「河村の名古屋弁はパフォーマンスだ」いうもんがおるけど、どたわけこいとったらかんて。だいいち、名古屋弁じゃにゃ~よ、これ。名古屋語だでね。

これ見てちょ。大名古屋「語」辞典て書いたるでしょう↑? 
でゃあなごやごじてん
この本、いっぺん読んでみらっせ。読んどる時間にゃあてか?ほんなことあらすか。

なにぃ?アラスカ行ってみてゃあ?アラスカでもカルタゴでも行ったらええがね。カルタゴてどこぉてかや?カルタゴいうたら、
これ、名古屋弁かるた

どえりゃあおもろいでかんよ、これ。名古屋の小学校では英語なんか教えやせんよ。まぁずこれ使って正しい名古屋語マスターせんとかんわね。長浜にも何べんも行っとらせる安田文吉先生監修だもんでね。ままさん、今度名古屋帰らしたら、おみやげに油甚さんに買うてきたってちょ。

辞典もカルタも、とろくせゃ~てやっとられん?何言うとんのぉ、奥さん。ほんでも、テレビくらい見るでしょう?
ほんならまちっとこれでも見て名古屋語勉強してちょ。

トイレなきマンション

テーマ:政治
「連日、原発情報があふれているけれども、何が本当で、どこまで危険で、今後どうなるのか、さっぱり要領を得ず不安が増すばかり。」5/21(土)の毎日新聞。岩見隆夫さんのコラム「近聞遠見:トイレなきマンション」はそんな感想から始まり、そんななか、共産党の「しんぶん赤旗」に掲載された不破哲三氏の「原発災害講義」は出色だった、と紹介。

コラムによれば、不破氏は「二十数年間、原発災害という同じテーマで質問し続けた唯一の政治家」。そして、質問する度に「それに答える政府側が、原子力の問題をほとんど知らないで済ませていることに呆れ続けた」という。

岩見さんが「日本の原発について歴史的、体系的に振り返り、なにしろわかりやすい」「原子力への理解を深めるためにも一読をおすすめしたい」という不破講義、ネットで検索し読んでみた。

・原子力利用は元々戦争目的で、安全性が二の次に
・使用済み核燃料の後始末の面では何の手も打たれていない
・原子力発電は未完成の技術で、管理力が一番弱いのが日本

特に、原発1基(100万キロW)が1年動いたら、広島型原爆1000発分の死の灰(使用済み核燃料)がたまるという話には慄然とする。しかも六ヶ所村の処理施設に送る以外は原発内のプールで貯蔵。つまりこれが「トイレなきマンション」のいわれだ。

最後に不破氏は、①原発からの撤退を戦略的に決断、②安全最優先の権限と責任をもった原子力の審査・規制体制を緊急に設置の2点を訴え、岩見氏は、②は当然、①は国民的な討論が必要と批評する。

共産党と聞くだけでアレルギーの方もいるかもしれないが、では我々が信頼し続けてきた自由・資本主義陣営のアイデアと言えば、モンゴルに処分場をつくるとか、「地下原発推進」とか???なものばかり。

鳩山由紀夫、羽田孜、森喜朗、谷垣禎一、安倍晋三、亀井静香、平沼赳夫、という元総理、各党党首が顧問に名を連ねる「地下原発推進議連」が31日に発足するらしいけど、地上では危ないので地下へか?

地下原発に関する情報源は、今のところ、福井県選出代議士である中川拓氏の「地下原発-共存への選択」という著書紹介のHPだけ。トイレがないマンションではまずいので、下水処理場の上にマンションを建てるようなもの?しかもうんち処理するのに10万年もかかる。そこまでしてマンションに住まねばならんとは。

宣伝させてむらいまっせ

テーマ:まちづくり
3/15のブログ「応援させてむらいまっせ」で、中学校時代の恩師であるM先生が、浅井民俗資料館の展示説明員をされながら、HPも自ら作成されたことをお話しいたしました。

「応援させてもらいまっせ」と言いながら、実は民俗資料館に足を運ぶこともなく、放ったらかしだったのですが、先月の21日に教育委員会が浅井支所で開かれたので、会議後、まずは「江・浅井三姉妹博覧会」会場の「浅井・江のドラマ館」へ。

「う~ん、パネルと着物と映像の、いつものNHKドラマ宣伝館ね」ってことで、会場を素っ気なく回って退出。その後、大胆にもM先生の携帯にお電話して、「先生、今日は資料館にご出勤のご予定は無いんですか?」とお尋ねいたしますと、「お~、今ご飯食べてて、終わったら行くところ」「ほんじゃあ、寄せていただきますわ」

ってことで、浅井民俗資料館へ。博覧会の前売りチケットには、ここの無料入場券もついておりまして、もちろんそれ持参。しばらく、庄屋屋敷の七りん館を見学していたら、M先生ご登場。中のお仲間たちに「この人(私のこと)に呼び出されまして罷り出ました」みたいな軽口。呼び出してませんて。

で、館内の展示物を昔と変わらぬ美声、名調子で、懇切丁寧にご説明下さいました。で、いちいち「ホームページにも書いといたけど...」の後釈つき。「いや、ホームページそこまで読んでませんのやけど」とも言えず、「いいじゃないですか、面白くてわかりやすいんですから重複しても」とか何とか。

やはり、こういう施設は「展示説明」が肝ですね。説明によって「展示物に命が吹き込まれる」というか。残念ながら、博覧会のドラマ館にはドラマは無かったけど、「....な~んていう、ええ加減な説明すると、大概へぇ~、っていう声があがって拍手が来るわけ」という先生の話にはドラマがある。

「先生、ここで話されていることをブログで毎日更新なさると、結構みなさん読んでくださるんと違いますか?」という偉そうな提案をしてみたところ、「いや、わしはホームページとブログの違いもようわからんのや」と言いつつも、顔には「もう考えてるがな」と書いてある。

そして、またひと月経って、ホームページ見てみたら、「ブログ」がどうのこうの書いてありますので、探してみたらありました、ありました。立ち上がっておりました。「江たち淺井三姉妹とお市」という題名のブログ。「たち」という表現と「淺」という字にこだわりがあるんでしょうね、きっと。

このブログ、お世辞抜きで(いや、ちょっとはお世辞ですけど)本当に面白いですよ。ぜひお訪ね下さい。え?民俗資料館に行く手間が省けた?いやいや、そりゃ歌舞伎の台本を読んで演技を見ないのと同じ。名優の声は生でお楽しみ下さいませ。


(番外)
庄屋屋敷「七りん館」の中で見つけた、「さばそうめん」ならぬ
さけそうめん
こんなのあるんですね。師弟の絆もさけそ...いや裂けませんよぉ。
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