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週末の食卓(38)

テーマ:週末の食卓
(その1)

昨日の法事の後の会食の席で

「あれ?おかしいな、どこやったやろ」

と、ハンドバッグを開いて何かをしきりに探す母

「どうしたん?何か無くなったんか?」

「ないなぁ、やっぱり」

すると、隣に座っていた親戚のおばさん

「あのぉ、それ私のバッグなんやけど....」



(その2)

民主党の細野首相補佐官が報道ステーションに出ていた時に

母: ほぉ~、この人はしっかりした人やなあ。こんな人今まで隠してやったんか?

私: いや、結構出てるでぇ

母: ほうか、知らんかったなぁ。古館と対等にやりお~てやあるがな。男前やし~

私: こいつ、山本モナと路上キスしたやつよ

母: 何や?山本?

私: モナ

母: リザ?


永遠の笑いをお願いします。細野さん、近江八幡生まれ、彦根東高卒よ。



(その3)

さんまの踊る御殿。

女性パネラーが「1秒間に3回もむとオッパイがふわふわになるんですよ」

寝転んでテレビ見ていた母、突然起き出し、

「なになに?」

見本にあわせてマッサージしてる

ふと我に返って

「88にもなったばあさんが、こんなことしてもあかんわな」





人間本来喰苦空

テーマ:油甚本店
今日は、祖父二代目甚助の五十回忌の法要。なんて、偉そうに言ってますけど、法事のことはほとんど母任せ。その母もだんだん思うように動けなくなってきましたから、周囲の色々な人に支えられながら、何とかこの日を迎えることができました。

祖父は昭和37年2月3日、78歳で亡くなったのですが、この時、私はまだ1歳とちょっと。従って、私には祖父の記憶が全くありません。私にとっての祖父は写真で見るままの禿頭の好好爺でしかないのです。

この写真は、不鮮明ですけど、私が生まれるか、その少し前に現在の油甚本店の前で撮られたものです。中央が祖父、その左が父、そして一番左は先日亡くなられた、私の命の恩人、たけさん。

皆、前垂れを掛けたり、半纏を着たり。後ろの車はオート三輪。なぜか、ほのぼのするような写真で、私のお気に入りの一枚です。

私に祖父の記憶が無くても、祖父は当然私のことを知らないわけではなく、私の生まれた時に次のような俳句を残してくれております。
 
  極月に生声高く和子生る

極月(ごくげつ)というのは、私が生まれた12月のことですね。産声高かったんですかね。よく泣いたらしいですけど。

家業の事情で奉公先の函館の呉服店から急遽呼び戻されたこと、人にお上手を言うこともなく、また上手を言われても腹が立つという風で、愛想はなかったけど、正直で信用のできる人だったことなど、自分自身親近感を覚えることもたくさんあります。

日々の出来事を事細かに俳句などにして記録に残していたようで、それは兄が読み物としてまとめています。色々な句が残されておりますが、今日のタイトルに掲げた「人間本来喰苦空(にんげんほんらいくうくくう)」など哲学的ですが、どんな偉人の処世訓や格言にも増して、人間の真実に迫った名言であると思います。


しだらなし

テーマ:言葉・漢字
環境省はこの夏、省内でジーパン、Tシャツ、アロハシャツでの公務を認める「スーパークールビズ」を発表したそうです。うらやましい、って言うか、私は常がそうなんですけど。もっとも、「だらしないのはダメ」という条件付きではあるそうです。

さて、この「だらしない」っていう言葉なんですけど、元々は「しだらない」だったのが語順が逆になったんだそうです。じゃあ、「しだらない」ってのは何なんだ、っていうと「自堕落」が訛ったものだと言われているようです。

濁音で始まる語は悪い印象を与えること、また「だらだら」に近い印象があるので、「しだらない」がひっくり返って「だらしない」になったのだとか。つまり、この場合「しだらな・し」で「しだら」自体、良くない意味なわけですね。

一方、「ふしだら」という言葉がありますね。「しまりがなく、だらしないこと」という意味ですが、これは明らかに「不・しだら」ですよね。てことは「しだら」でない。「しだら」でないのなら「だらしなくない」んじゃないの、って思いません?

ところが、この場合の「しだら」はサンスクリット語のsutraを音写した「修多羅(しゅたら)」が語源だというではありませんか。「修多羅」とは古代インドの経文なんかを閉じる紐や糸のことで、そこから「秩序よく束ねる」ことも意味したそうです。

ですから「不・修多羅」は「秩序がない」→「だらしない」というわけで、こちらは何となく理解できますね。いっそのこと、「しだらない」も「しだら・無い」であればすっきりするんですけどね。

ところで、修多羅は今でも使用されておりまして、お坊さんの袈裟にかけられている紐。あれを「修多羅」っていうそうですね。
明日は、祖父の五十回忌の法要。まさか、ごえんさんが「修多羅なし」ってことはないと思いますが、夏はビジネスのみならず、葬儀や法要も「スーパークールボズ」を推進したいものですね。




真相を延べよ

テーマ:曳山・歌舞伎
今年、太夫として出場させていただいた垂井中町紫雲閣の演目は「仮名手本忠臣蔵七段目 一力茶屋の場」。単に「七段目(しちだんめ)」、あるいは俗称で「茶屋場」と呼ばれたりもいたします。

長浜でもよく掛かる人気演目なのでご存知の方も多いかと思いますが、敵討の真意を隠すため京都祇園で遊興三昧の大星由良之助(大石内蔵助)のところに、ある日主君の妻顔世御前から敵の様子や敵討ちのことが書いた密書が届けられます。

由良之助が読むその密書を、二階からは遊女お軽(かる)が、そして縁の下からは斧九太夫が盗み見するという場面がございまして、ここは太夫としても語りどころの一つでもあります。さて、二階に居るお軽の様子を現す浄瑠璃。

「♪お軽は上より見下ろせど、夜目遠目なり字性もおぼろ」。そこで「♪思いついたる延鏡(のべかがみ)、出して写して読み取る文章」。暗くて遠いし、直に見て見えないものが、何で鏡を使えば見えるようになるのかようわからんのですが、何となく「そうか、なるほど考えたなぁ」と納得してしまうから不思議。

ところで、延鏡ってどんなんかご存知?女性の方は詳しいと思いますが、三つ折になっていて懐にも入るような鏡ですよね。
そうこれこれ
大歌舞伎の一場面の写真を見ても、ちゃんと延鏡(のべかがみ)使われてます。もちろん、垂井の稚児歌舞伎でもこれだったんです。

ところ変わりまして、長浜の曳山博物館前。ここには弁慶、静御前、熊谷直実とともに「お軽」の銅像が鎮座ましましております。
これこの通り
あれ?これ延鏡ちゃいますやん。手鏡ですやん。近づくと
ボルトで補修の跡が
はい、♪後ろから
♪前から銅像   -by 畑中葉子
そう言えば、以前何者かの手によって、この鏡が叩き折られたという話を思い出しました。壊した輩は、もしかしたら歌舞伎に詳しく、「こんな偽もん!」と激高したあげく蛮行に及んだのかもしれませんね。(私じゃないですよ)



(注)ちなみに、「延鏡」には「物を直接見ないで、鏡にうつして見ること」という意味もありますので、手鏡でも延鏡は可能なのかもしれません。いや待てよ、もしかしたら、これお軽の団扇のつもりか?(笑)

うらみました?

テーマ:よもやま話
昨日、くんさんが話題にしておられた「フリーペーパー」。一昨日は、まこりんさんが「こんきくらぶ」という彦根の情報誌を紹介されておりました。

そのブログのコメントの中でも話題になっておりましたが、同じ中公さんが長浜地区で発行されているのが「botejako倶楽部」。こんきくらぶと中身は違っても、表紙は一緒なんですね。でも「がんばれ日本」はどこでも共通なので、もしかしたら今月号だけかもしれませんね。

さて、先日スタンド出勤だった時に、そのbotejakoが置いてあるのを見つけまして、眺めておりましたら、ちょうど近所のラーメン屋さんのクーポンがついてあるのを発見いたしました。

「ラーメン100円引き」とありましたので、よっしゃ~!とハサミでちょきちょき切ります。で、スキップしながら店に向かい、一番オーソドックスな揚げ豚ラーメンを注文。ずるずる食べ終わりまして、「これ使えますか?」と一応尋ねますと、「はい、どうぞぉ~。100円引きになりま~す。」

しか~し、渡した瞬間、お姉さんたら、「お客さ~ん、これ、うちのじゃなくてジョニーさんのクーポンですわぁ」

「えっ!うそぉ~。間違えて切ってきたんやろかぁ。すぐに取りに行って来ますわ」「いや、いいですよ。100円引いておきますよ」「いいんですかぁ。すみませんねぇ。でも、確かbotejakoにクーポンついてましたよね」「はいはい、つけてますよ。」

あ~あ、ついにボケが来たか。揚げ豚とジョニーを間違えるとは...。意気消沈してスタンドに帰りまして、もう一度botejakoの該当ページを念のため確認いたします。

すると確かに、切り取ったクーポンの下には紛れも無い「揚げ豚ラーメン」のお店情報が。これはどういうこと?と、ふとページをめくりますと、ちょうどその裏側には「ジョニー」のラーメンの写真がありますがな。

ふんふん、つまり、揚げ豚クーポンの裏がジョニークーポンだったというわけね。揚げ豚姉さん、裏見てちょうだいね。
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