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週末の食卓(94)

テーマ:週末の食卓
(その1)
晩御飯時、デイサービスであったことを話す母

母: ◯◯さんはなぁ、アメリカではああとやら、ヨーロッパではこうとやら外国の話ばっかりしゃあるでかなんわ。

私: あぁ、そういう人は出羽守(でわのかみ)って言うんやで

妻: え、何で?

私: 「◯◯では....」、「☓☓では....」、と自慢そうに講釈しゃあるさかいや

母: なるほど、ほしたら私は「ねぶたの守」やな

妻: 何それ?

母: 昼寝ばっかりしてるさかい




(その2)
別の日の晩御飯はホワイト餃子。歯の悪い母用には好物の冷凍しゅうまいを。

母: この餃子はえらい柔らかいなぁ~

妻: お母さん、それはしゅうまいですがな

私: そうそう、ホワイト餃子は皮が固いで食べられんやろ

(いつもはホワイト餃子に見向きもしないのに)

母: 私も、これ一つもらおかなぁ

妻: どうぞ、どうぞ、食べられるんなら食べてよ

(しばらくして)

私: おっ、食べられたやん。そう言えば、最近歯の調子良さそうやもんな

母: まあな。目は見えんけどな

妻: 歯の調子がいい間に、うんと食べ貯めしといて下さいよぉ~

週末の食卓(93)

テーマ:週末の食卓
(その1)
相変わらず毎日のように、「だんだん目が見えんようになっていく」という母。そんなある日、居眠りから目が覚めてむっくと起き上がった時に

母: ん?あかん、これはホンマに物が見えんようになってもた

私: えぇ?ホンマかいな。寝ぼけてるんとちゃうか?

母: いやいや、ボーっとしたる

(と、しばしキョロキョロする)

私: おいおい、メガネかけてへんがな

母: あ、ホンマや




(その2)
そうはいうものの、見にくさについに我慢ができず目医者を予約してくれと母。受診は4年ぶり。いろいろ検査をしてもらった結果

先生: 画面を見てもらったらよくわかると思いますが、この4年間でお母さんの白内障はだいぶん進んでますね。手術をすればある程度改善すると思いますが。

(ということで後日(といっても9月)手術をしてもらうことに)

母: おい、今日見てくれやった先生、前の先生と違うわなあ?

私: 何言うてるんよ、わざわざ指名で◯◯先生にお願いしたんやがな。

母: いやぁ、ほれはおかしい。あの先生はもっと面長やったように思う

私: 一緒やて

母: ほうか?若返って男前にならった気がする


やっぱり白内障進んでますわ




週末の食卓(92)

テーマ:週末の食卓
メガネの巻

(その1)
遠藤が鶴竜に勝った相撲をTVで見ていて

母: しかし、お相撲さんもメガネかけてやらんならんとは大変やな

私: はぁ~?どこの世界にメガネかけて相撲取るやつがおるかいな

母: やあるがな

私: どこに~な?だいいち危ないやん

(そこへ負けた鶴竜が花道から控室へ退場する映像が)

母: ほれ、メガネかけてやあるがな


それは、鶴竜の付き人だった



(その2)
メガネのつるが曲がったのを直しに母とまーぼうさんのところへ

母: もう最近、目も耳も歯もぜ~んぶ急に悪うなりまして、どこから治してもろたらええか迷いますわ

私: まあ、この歳にしたら上等やと思うんですけど

まーぼうさん: そうそう、お元気そうじゃないですか

母: いや、あかんのですわ。見えへんし、聞こえへんし

私: と言いつつ、ちゃんと会話してるやん

まーぼうさん: ほんとに。私小さな声でお話してるのに聞こえておられますから大丈夫ですよ。きっと理想が高いんですね。


さすがまーぼうさん、上手に言うてくれやある

週末の食卓(91)

テーマ:週末の食卓
へ~を2発

(その1)
夕方、車を駐車場に置きに行って帰ってくると、母が店の事務室に。戸を開けると芳香が

私: うわっ、くさっ!おならしたなぁ。

母: ごめん、ごめん、お腹の調子が悪いんや。それはそうと、おまんどこ行ってたの?

私: ん?車置きに行ってたんやがな

母: ほうかいな。黙って出て行くでわからへんがな

私: ほうや、わからんようにすぅ~っと出ていったんや

母: おならと一緒やな






(その2)
別の日、母が朝食を食べ終えて席を立ち、数歩歩んだところで

母: (プッ!)あ、ごめん

(と同時に一瞬よろける)

私: お~ぉ、屁の勢いで一瞬フラツイたなあ

母: ハハハハハ。あかん、笑わせると余計危ない、ほんまにこける

私: 笑わせてるのはそっちやろ

妻: ジェット噴射やな

週末の食卓(90)

テーマ:週末の食卓
(その1)
先日、娘が帰省した時

娘: おばあちゃん、デイサービス楽しいか?

母: うん、楽しいけどな、カラオケがかなんのや。何~んにも歌えんのやも。

娘: ほんなもん、何でもええがな。「鳩ポッポ」でも「もしもし亀さん」でも。一緒に歌おか

二人: ♪ぽっぽっぽ~、鳩ポッポぉ~

母: ほんでもなあ、97歳のおばはんやら、92歳のおっさんでもカラオケ歌わあるんやで

娘: いや、そんなことより、その歳の爺さん婆さんでも「おっさん、おばさん」て呼ぶのがすごいわ

妻: だって80歳くらいだと「あの子」よばわりやもん




(その2)
そして数日後

母: 今日なあ、◯◯ちゃん(娘)に教えてもろた歌、歌とてきたで

私: へぇ~、何歌とたん?

母: ♪もしもし亀よ亀さんよ~や。けどな、ほんな大きい声では歌わへんでぇ。マイクを近づけてくれやあるんや

妻: へぇ~、よかったじゃないですかぁ

母: ほしてな、いつも最後は何ちゅう歌やったかいな、ほれ♪われ~はうみの子~、あれを全員で歌うのがお決まりや

私: 琵琶湖周航の歌?

母: そうそう、それもマイク近づけてくれやって歌たわ。ほしたらな、「うまいこと歌えますやん」やて。ちっとも上手いことないんやで。何がほんなもん上手いわけないがな。

母: ほんでもな、いくらウソでも嬉しいもんやなぁ
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