油買うもよし、売るもよし。楽しく老いるためのオイル日記
兼好診断(4)珍名
テーマ:よもやま話
2009/05/27 09:25
しばしば引用させていただいて恐縮ですが、5/1のぱんやさんのブログには、最近子どもに読めない名前をつける親が増えてきたことが書かれておりました。私自身の名前も昨日も書いたように読める人はおりませんので、大きなことは言えません。
さらに5/20のおおの履物店さんのブログによれば、そういう読みにくくてイライラする名前が「イラネーム」と呼ばれていることを知りました。
さて、そんな「イラネーム」を子どもにつけることは、確かに最近顕著な現象であることは疑いないわけなんですが、大昔はそんなことはなかったのでしょうか?
徒然草 第百十六段
寺院の号、さらぬ萬の物にも、名をつくる事、昔の人は少しも求めず(*1)、ただありのままに、やすく付けるなり。この比(ごろ)は深く案じ、才覚をあらはさんとしたるやうに聞ゆる、いとむつかし(*2)。人の名も、目慣れぬ文字をつかんとする、益なき事なり。
何事も珍しき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ。
(*1)求めず: 趣向をこらさず (*2)むつかし: いやみなものだ
兼好法師も「人の名前も見慣れぬものをつけようとするのは、よくない」とおっしゃられております。どうやら、変わった名前をつけたがる性癖は古来不変のようでございます。
さらに5/20のおおの履物店さんのブログによれば、そういう読みにくくてイライラする名前が「イラネーム」と呼ばれていることを知りました。
さて、そんな「イラネーム」を子どもにつけることは、確かに最近顕著な現象であることは疑いないわけなんですが、大昔はそんなことはなかったのでしょうか?
徒然草 第百十六段
寺院の号、さらぬ萬の物にも、名をつくる事、昔の人は少しも求めず(*1)、ただありのままに、やすく付けるなり。この比(ごろ)は深く案じ、才覚をあらはさんとしたるやうに聞ゆる、いとむつかし(*2)。人の名も、目慣れぬ文字をつかんとする、益なき事なり。
何事も珍しき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ。
(*1)求めず: 趣向をこらさず (*2)むつかし: いやみなものだ
兼好法師も「人の名前も見慣れぬものをつけようとするのは、よくない」とおっしゃられております。どうやら、変わった名前をつけたがる性癖は古来不変のようでございます。
コメント
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2009/05/27 12:13子どもの名前を決めるのは楽しくもありますが、たいそう悩むものですね。
わたしは、爺婆になっても愛着がもてることや、人さまからまちがえずに読んでもらえること、由来がきちんと子どもに説明できること、なんかを考えてましたね。
でも、長女の名前は、ペットの名前ランキングで必ず上位にあがってくるので、公園で犬といっしょに振り向いたりすることになりました…(^^;) -
2009/05/27 13:19>カンさんへ
確かに「きこ」様の方が「やんごとない」感じがしますわね。「懲りすぎてわざとらしい」のはダメですね、名前もブログも...(苦笑)
>メイさんへ
私の場合は、人さまからまちがえて読んでもらうためにつけられたような名前ですわ。字画は最高なんですが、通常は略して書いてるからダメなんでしょうね。ご令嬢様の御名はpeachとかsevenとかいった類でしょうか? -
2009/05/27 18:03私の同級生の水田くんの妹はまりさんです。
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2009/05/27 18:06↑
すいません。今は嫁がれて普通のお名前だそうです。兄は小田さんに嫁ぐように妹に言っていました。 -
2009/05/27 19:27>ていくさんへ
肥田(こえだ)さんに嫁がれなくてよかったですね。 -
2009/05/27 20:02大学の事務員さんに、苗字は1文字なのに名前が漢字で5文字と言う方がおられました。給与計算ソフトをこの方だけのために修正された。などと言う噂がありました。あまり一般の方と違う名前も迷惑を掛けることがあります。
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2009/05/27 20:23油甚さんのお名前と今の子の名前の読めないのは少しニュアンスが違う気がしますけど、確かに油甚さんのお名前は有職読みしてもいけますからいいですね。
ちなみに私の名前の読み方は先ずまともに読まれた事はありません。漢字はきれいに左右対称になるんですけどね。 -
2009/05/27 21:54>アロマ大使さんへ
そりゃ是非ともその方のお名前を知りたいもんでごわす。「左 権太左衛門」とかいった感じの名前なんでしょうか?
>ぱんやさんへ
まず九分九厘「あきお」と読みますね。なるほど、姓名ともにシンメトリックですね。バランスよくていいじゃないですか。 -
くん2009/05/28 02:36子が誕生して名前をつけるのは親の楽しみでもあり、責務でもありますね。これはその両親が決めることであり、外野があれこれ言うことではないかもしれませんが、一般の人が漢字を見て読めないのはいかがなもんかと思います。
そうでなくても私の名前は当て字でもないのに、『〇〇くに』を『くに〇〇』とと呼ばれる方がかなり多いです。やけくそで返事してますが・・笑
命名は親御さんが本当にわが子の将来までも祈念されてつけられているものだと思います。一時の流行やわけのわからない命名師のいいなりは困りますよね。
特に最近の学校の先生も、友達同士も、名字で呼び合うより名前で呼び合っていますね。
〇〇太夫とか〇〇左衛門ではちょいとかわいそうかも・・笑
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2009/05/28 09:06>くんさんへ
私の名前は京都のお寺でつけてもらったそうです。さすがに「これは読めませんやろ」と言いに行ったそうですが、分厚い辞書を取り出して「こういう読み方もある」と諭されたそうです。納得がいかなかったのでしょうか、出生届がかなり遅れたようですわ(笑)