それそうばでない

テーマ:よもやま話
うちの母は、かつての岐阜県養老郡上石津町(現在は大垣市)の出身なのですが、当地の方言をそのまま持ち込んで使っている用語がいくつかあり、私たち家族はそれらを標準語、もしくは湖北弁と錯覚して受け継いでいたことに徐々に気付き始めています。

例えば以前に書いた「ふざける」。これは母の中では「水などの液体に浸す」ことを意味します。そして最近母が口にして気づいたのが「もう、私はしゃち焼かんとこ」。

そう、「しゃちを焼く」です。これ皆さん使われます?「口出しをする」とか「お節介を言う」という意味なんですが、語源は全く不明です。

シャチといえば鯱(しゃちほこ)のシャチしか思い浮かびませんが、もしそうだとするとやはり名古屋弁の流れなのでしょうか?名古屋の誇りである鯱を焼くなどという大胆極まりない行為、いやそれこそ「余計なことをする」といったニュアンスなんでしょうか。

とりあえずネット検索してみますと、出ました「美濃弁」のサイト。そうか、やっぱりこれは美濃地方の方言だったのか。西美濃と北近江は古くから人的交流が盛んでしたから、おそらく湖北でも使われている方はいらっしゃるのではないでしょうか。

もう一つ、母は「それどころではない」ということを「それそうばでない」という言い方をいたします。これは「それ相場」と書くのか、あるいは「その場」が「そうば」になったのか、全く不明です。

これにつきましては、辞書で引いてもネット検索しても、それらしきものは全く出てまいりません。純粋な母の造語なのでしょうか?それにしても、今日安倍首相によってなされると言われている衆議院解散。年末に選挙なんて、それそうばとちゃうでぇ。

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