蕾と雷

テーマ:言葉・漢字
ゆうこりんさんが「蕾」というタイトルで書いておられたのを読んで、植物の蕾自体にはほとんど関心が湧かないくせに、ふと蕾って何でこんな字を書くのだろうと考えてしまいました。

何せ、草かんむりに雷ですからね。雷といえばゴロゴロですわね。形がゴロゴロしているからでしょうか?ピカっと光るわけでもありませんしねぇ。

で、今度は何でカミナリは雷と書くのかわからなくなってきました。雨+田でしょう。田んぼに雨が降るのとカミナリゴロゴロとどういう関係があるんやいな。

そしたらね、雷の「田」は略字だそうで、本来は田が3つ重なった「」と いう字なんだそうな。口が3つ重なった「品」や日が3つ重なった「晶」という字は知ってたけど、まさか田まであったとは。

ちなみに「品」の口は「くち」ではなくて「四角」で、「晶」の「日」はおひさまではなくて元々「星」なんだそうです。星がきらきらと輝いているように光っているというロマンティックな字なんですね。

さて「畾」という字は「ごろごろと積み重なった様を描いた象形文字」で、「雨+畾」になると、雨雲の中に陰陽の気が積み重なってごろごろと音を出すこと、という意味になるんだそうです。従って、雷に草かんむりがつくと、いくつも重なった花のツボミを表すことになるわけですね。

しかし、雷は略さずに田を3つ重ねた「」の方が、雲の上で太鼓をかき鳴らすカミナリさんのイメージにぴったりなんですがね。惜しいことをしました。
 デンデンデン(田田田)


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