建前と本音

テーマ:言葉・漢字
本音の政治家橋下徹氏が「アメリカは建前論でずるい」と批判してましたが、「建前」ってもともとは例の建築用語から来ているんですってね。ところで、「建前」は「棟上(むねあげ)」、「上棟」、あるいはこのあたりだと「唐木立ち(からきだち)」という用語も聞いたことがありますが、皆さんは何と呼ばれます?

で、ネットでその語源に関する記述を見つけましたので転記いたしますが、建築用語としての「建前」にこだわったために妻を殺してしまった棟梁の物語から、表向けの方針である「建前」という言葉が生まれというもの。

『ある高名な棟梁が,建前の前夜,玄関の柱が短いことに気付きました。建前の儀式に建て直しは間に合わない、と悟った棟梁は責任をとって死ぬことも考えました。それを知った妻が、その部分を升で補うという名案を思いつきます。

夫は妻の考えに助けられ,枡をつぎ足して無事、建前を迎えることができました。ところが,このことがバレるのを恐れた棟梁は,妻を殺してしまいます。そして,その弔いとして、棟に女の七つ道具,口紅,白粉,櫛,かんざし,鏡,かつら,こうがいを飾りました。これが本来の建前の儀式』だそうです。

じゃあ、建前の対語とされる「本音」はどうなのか?「本来の音色」ということらしいですけど、辞書を見る限り語源ははっきりしませんね。

まあ、本音を出すと「ぷ~」とおならが出ちゃうところを我慢して、すかしっ屁という建前で切り抜ける、とか、トイレで排泄の本音を聞かれたくないので、水を建前的にじゃ~と流す。こう考えてみると、やっぱり本音というのは特に女性に評判が良くないことがわかりますね。いやそういう問題じゃないか。

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