やっぱり太ったか

テーマ:油甚本店
この間、店のウィンドウ北側壁面のポスターの貼り直しをしていたところ、三人連れの中年のご婦人方がお通りになり、そのうちのお一人が振り返って私に向かって微笑んで会釈をなさいます。

え!知り合い?と思って、目を細めてお顔を確認したのですが、すぐには思いつきません。しかし無視するわけにもいきませんので、こちらもお辞儀を仕返します。

すると、同行者の一人のご婦人が、「違うわよぉ~。あの人は関係無いわよぉ。この店の方じゃないわよぉ」とおっしゃる声が聞こえて参りました。ややハスキーで低温の声で。いや私はこの店のもんなんですけど、と言い返そうかと思った瞬間、

「え!お宅この店のご主人?」とお尋ねになりますので、「はい、そうですよ~」と申し上げましたら、「うそ~、太ったでしょ~?」と、何と率直な物言い。

その後、お三人さん、うちの店に入ってお買物をし始めた様子でしたので、ポスターを貼り終えて私も店に戻ります。「ね~、ホントちょっと太ったでしょう?」「え~、まあそうかもしれません」「いや、そうよぉ~、太ったわよぉ~」

そこまで言われますので、私も随分昔に来られたお客さんかと思いまして、「え、何年前にお越しになりましたぁ?」と聞きますと、「まぁ、失礼ねぇ~、半年も経ってないわよ。私たち年に2,3回来るわよねぇ」とお連れの方に相槌を求める。

「いや~、半年くらいだったらそんなに変わってないと思いますよぉ~」。「え、そうかしらぁ~」。表を見ると会話が聞こえたのか、お向かいの奥さんまでが笑いながら表に出てきているじゃあないですか。向かいの奥さんも「そうそう、太った、太った」って同調して言いに来てやあるんやろか。

「そうですね。やっぱ仕事してないしな」と申し上げると、「うん、そうそう」って。たまたま店に出ていた母が「お客さんどちらから?」と聞きますと、「◯◯よ。あの、◯◯の花嫁の方じゃなくて、ほら茶碗の◯◯。ドブ川の流れる◯◯よ」と。

見てろぉ~、今度会う時は、「あ~ら、ご主人痩せたでしょう」て言わしたる。

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