こうもり

テーマ:よもやま話
昨日の午後はアートインナガハマの準備だったのですが、集合場所の曳山博物館広場の防風用昇降カーテンに夥しい数のコウモリが付着しておりました。しかし、コウモリって羽根を畳んで丸まるってるとまさにネズミですね。天鼠とかいう別名を持つのも宜なるかな、という感じです。

昔から「コウモリ」っていうのかと思いましたら、元々は「かは(わ)ほり」だったんですね。川辺の洞窟などにいることから「川守(かわもり)」という説もあるようですが、有力なのは翼としているあの「皮(かは)」を「張る」もしくは「振る」姿から「かはほり」となったというもの。

漢字で書くと「蝙蝠」。「蝙」の字の旁の「扁」は「うすくて平ら、ひらひら飛ぶ」という意味で、「蝠」の旁の「畐」は「ぺったりとへばりつく」という意味だそうです。コウモリの特徴をよく表していますよね。

この「畐」という字が中国では「福」に通じるため縁起がよいとされているようで、以前に書きましたように現在のエネオス(JX)になる前の日本石油の社章も「日本」という文字を蝙蝠形にデフォルメしたものが使用されておりました。

しかしながら、一般的には日本ではコウモリに対してあまり良い印象はありませんよね。ちなみに、コウモリは英語でbat。野球のバットと同じ綴りですが、昔「黄金バット」というヒーローがいたのをご存知でしょうか?

どくろの顔をしておりまして、米国における類型のヒーローである「バットマン」の格好良さと比べますと、日本におけるコウモリの地位が理解できようというものです。

もっとも、バットマンもオリジナルは、こんな感じではあったんですけど。

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2012/10      >>
30 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 1 2 3

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧