桃太郎系
テーマ:よもやま話
2012/10/01 09:17
先々週の日経プラス1のコラム「コトバの鏡」のお題は「桃太郎系」。一体どういう意味なのだろうかと思いましたら、「会社などで、お菓子をやたらとみんなに配ってくれる人」のことを指すそうです。
お菓子(=きびだんご)を使って人心掌握を成功させた桃太郎にちなんで命名されたもので、「飴ちゃん」をコミュニケーションツールにしている関西のおばちゃんに始まって、手作りお菓子を毎日のように振る舞う若い女の子、必ず部署の人数分買う菓子好きのおじさんなんかもこれに当てはまると、書いてあります。
ただし、お菓子がみんなの人心を掌握しているかというとそうでもなく、「納豆のカップを再利用した手作りのプリンはやめて」だの「自分のお菓子が食べにくくなる」だの文句を言う人たちもいるとか。もっとも筆者はお菓子をくれる人についていく「キジ系」なので、これからもどしどしよろしく、とコラムは締め括られておりました。
ところで、桃太郎について行ったのが何で「サル、トリ、イヌ」だったのかということについては疑問が残るところであります。「取り」はともかく「去る」も「往ぬ」もお菓子の誘惑には負けそうもない名前。むしろ、ネズミやネコでも良かったのではないでしょうか。
彼らの役割について「南総里見八犬伝」で知られる滝沢馬琴は次のように記しているそうです。すなわち、「鬼ヶ島は鬼門を表せり。これに逆する西の方を申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)をもってす」と。なるほどねぇ。逆鬼門ってことですね。
桃太郎に彼らが登場するのは、古代陰陽五行の影響だというわけ。そう言えば、コブログ界には「桃太郎系」の方結構いらっしゃりそうですね。いや、それ以上に「サル、キジ、イヌ」系が多いか。
お菓子(=きびだんご)を使って人心掌握を成功させた桃太郎にちなんで命名されたもので、「飴ちゃん」をコミュニケーションツールにしている関西のおばちゃんに始まって、手作りお菓子を毎日のように振る舞う若い女の子、必ず部署の人数分買う菓子好きのおじさんなんかもこれに当てはまると、書いてあります。
ただし、お菓子がみんなの人心を掌握しているかというとそうでもなく、「納豆のカップを再利用した手作りのプリンはやめて」だの「自分のお菓子が食べにくくなる」だの文句を言う人たちもいるとか。もっとも筆者はお菓子をくれる人についていく「キジ系」なので、これからもどしどしよろしく、とコラムは締め括られておりました。
ところで、桃太郎について行ったのが何で「サル、トリ、イヌ」だったのかということについては疑問が残るところであります。「取り」はともかく「去る」も「往ぬ」もお菓子の誘惑には負けそうもない名前。むしろ、ネズミやネコでも良かったのではないでしょうか。
彼らの役割について「南総里見八犬伝」で知られる滝沢馬琴は次のように記しているそうです。すなわち、「鬼ヶ島は鬼門を表せり。これに逆する西の方を申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)をもってす」と。なるほどねぇ。逆鬼門ってことですね。
桃太郎に彼らが登場するのは、古代陰陽五行の影響だというわけ。そう言えば、コブログ界には「桃太郎系」の方結構いらっしゃりそうですね。いや、それ以上に「サル、キジ、イヌ」系が多いか。