掛け合い

テーマ:曳山・歌舞伎
この季節、何と言っても水浴びが気持ちがいい。シャワーもスイッチオフのまま冷水を浴びるとすう~っといたします。子どもの頃は水の「掛け合い」もよくやりました。濡れてもすぐ乾いてしまいます。

さて、誰も話題にされませんので書きますけど、と言うか、何であんたがその事を書かんのやいな?と怪訝に思われている読者もいらっしゃるかと思いますが、実は先週の土曜日、すなわち7/23に曳山博物館で三役修業塾による素義会(素浄瑠璃の会)が開催されました。

数日前に豆新聞に掲載されましたように、米寿を超えてもなお矍鑠とされております我らが師匠、桂川千賀龍先生も自ら大夫として二演目に出場されました。まあ、うちの母も似たような年齢ですが、(違う意味で)三味線は弾けても、とてもあのような張りのある声は出せません。

師匠のご出場を仰いだこともあり、今回の素義会は従来のパターンと変わりまして、「掛け合い」という手法が取られました。義太夫・浄瑠璃における「掛け合い」とは「二人以上の大夫が交互、または同時に語ること」と定義されておりますが、この場合、一人の大夫が複数の役を受け持ったりすることもあります。

しかし、今回の三役塾のパターンはもっと凄い。何せ、一人一役。各役者ごとに大夫、三味線を一名ずつ配し、それぞれの持ち場のみを交互に語り、演奏していくという離れ業。

「絵本太功記十段目」「どんどろ」「伽羅先代萩」の3演目を演じましたが、特に太功記は大夫7名、三味線7名、総勢14名の♪大音声~~。私は太功記の真柴久吉(秀吉)と伽羅先代萩の八汐の役を受け持ちました。

しか~し、如何せん♪稽古不足を幕は待~たない。真夏の水掛けのようには参りません。「掛け合い」の間がはずれていくうちに、場の雰囲気はだんだん冷たく、背中には乾くことのない冷や汗が。皆さん、ご迷惑をお掛け致しました。これからは稽古に励みます。

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