でんちじん

テーマ:石油
過去に燃料電池のことを何回か書いてるんですけど、覚えてらっしゃいます?(「バッテリー組んじゃう?」と「燃料電池と如水夫婦」)

石油・ガス業界が売り出している家庭用の燃料電池を「エネファーム」というんですが、これが震災後売れ行き好調なんだそうです。エネファーム、まあエネルギーを作り出す農場(ファーム)というイメージなんでしょうけど、太陽電池などに比べるとやや目立たない存在。

昨日の朝日新聞によれば、私どもの元売であるJX(エネオス)では前年比3.5倍、大阪ガスでも1.5倍ほどの売れ行きだとか。「エコウィル」ってのも聞いたことがあると思うんですが、こちらは天然ガスを使ってガスエンジンで発電するのに対し、「エネファーム」は天然ガスから水素を取り出し、酸素と化学反応させることで電気と熱を発生。

ちなみにエネファームは家庭での消費電力の6~7割をまかなえるようです。「そんなええもん、何で普及せんかったんよ~?」とお思いでしょう。値段が高いんですよね~。300万円くらいだそうで、国の補助金を引いても200万円の出費。こりゃなかなか厳しい。

でもね、紙上でJXの荒木常務曰く、「電力不足で自宅での発電に関心が高まった。電力会社のオール電化営業が止まったことも理由」と。やっぱりね、オール電化の過剰な宣伝と低価格にみんな引っ張られちゃった、てのもあるんでしょ。(ちなみにこの荒木常務。私の日石入社時の教育担当で彦根の荒木燃料店(城の近所)が実家)

たまたま、昨日は日経でも「転換を迫られるエネルギー政策: 電源とエネルギーの分散化がカギ」という特集記事が掲載されておりましたが、将来的には「太陽電池」「燃料電池」「蓄電池」の電池3兄弟をHEMSと呼ばれる家庭内エネルギー制御システムで管理する「スマートエネルギーハウス」の普及が期待される、とありました。

今年の夏は節電で「暑ぅ~悲鳴」は必至。
こりゃ、うちも「でんちじん(ゆうこりんさん命名)」に商売変えかな。
え、「利用待てん」?
そんなら「GO!」
いやいや結局、「惨終い(さんしまい)」...かもね。

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