ますますのご勝谷くん

テーマ:まちづくり
一昨日の「ゆかたまつり」。商店街夜市の準備が午後1時からだったんですが、「ゴメン1時半から2時間さぼらせて」と頼みまして、文芸会館へ。

目的は「ながしん講演会」。これ、とても値打ちなんです。前回は(出席できなかったけど)屋山太郎さん、その前が青山繁晴さん、以前には佐々淳行さんとか高野孟さんとかTVでおなじみの有名な評論家やコメンテーターを毎回招聘されます。
 
で、今回は勝谷誠彦さん。この人私と同い年なんですが、神経質そうに早口でまくしたてるのであまり好きではなかったんですが...。それにしても、開演が2時だったんですが、ちょっと早いかなと思いつつ1時35分くらいに着いたらもう8割方席が埋まっておりました。みんな熱心というか○○というか(笑)

相撲界のとってもやばそうな話(ここ参照)とか、初めて来た長浜の印象(黒壁を「くろべい」と言い間違えていたのは残念)とか、司馬遼太郎の秀吉評「悪事も陽気にやれば悪事に見えない」を引用した現在の民主党批判とか、色々と面白かったですよ。

一番印象に残ったことは、「資本主義は70年代後半で終わった」ということ。日本の場合は田中角栄で終り、この時までに車もTVも新幹線も生活に必要なものはすべてできてしまった。これ以降に生まれた物は、生きていくためだけなら要らないものばかりだというわけです。

で、結局「中抜き」が一番肥え太ってしまった。現在高給を取ってるのはそういう中抜きのやつばかりで、生産者たちは全然もうからない。でも、これからは直販の時代。メディアだって直販になるから、大新聞とかTVとかもうダメになるだろう。

農村の直販は今や1兆円規模。自分が作ったものが売れておじいちゃんやおばあちゃんはますます元気になるし、何と言っても客とのコミュニケーションが直接図れるのが素晴らしい。こうして、世の中、彼の大嫌いな「中抜き」はどんどん衰退していく、ということらしい。

てことで、この人毎日「勝谷誠彦の××な日々」という有料配信メールを送ってるんだそうです。これが何と午前10時までに必ず5000字を超える文章を読者に届けている。5000字ですよ、これを毎日。で、購読料が1ヶ月875円。決して高くはないと思いますが、読者はどんどん世界中に広がっているんだそうです。

さしずめ勝谷版「情報の直販」というところ。一般の出版物やブログと違って、クローズドな配信メールなので私信扱いのため、さんざんこき下ろした相手から名誉毀損で訴えられることもないはず、と言ってたけど、大丈夫なんかなあ?ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

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