じんとにっく

７月に入りましてようやく総会シーズンが終わりました。３月に決算を迎える会社、諸団体が多く、それらの総会は５，６月に集中するわけであります。

さて、総会の後には一席設けられることもしばしば。そんなとある総会後の懇親会。初めて行った店でしたが、予算の都合か、料理の内容や味については「う～ん」という印象でありました。まあ、個人的には二度と来ないだろうな、と思うわけです。

そして、店を出る時、ご丁重なるお見送りは大変ありがたいのですが、「いかがでしたか？」と聞かれたわけです。「いかが」というのはつまり、「料理にご満足いただけましたか？」という意味ですわな。

この質問って考えてみると結構微妙ですよ。正直に「いや今一でしたわ」とか「もう来ませんわ」などという感想は、その店に絶縁状を突きつけるようなもんですから、よほどひどい目に遭った場合以外は、到底口に出せるものではありません。

「まあまあですね」というのも変だし、無視して出て行くのも心苦しい。従って「おいしかったですよ」とか「結構でした」とか言って、にっこり笑って店を後にする以外のオプションというのは実はあまりないように思うのです。

こうした評価を額面どおり受取った店側は、料理を改善することもないでしょうから、やがて客足が遠ざかる、ということになりゃしないか、と他人事ながら心配してしまうわけです。

考えてみれば、本当に美味しい店では「ありがとうございました」とは言われても「いかがでしたか？」と聞かれたことは一度もないような気がするんですが、皆さまの経験上では「いかがでしたか？」