限界効用逓減の法則

テーマ:よもやま話
好き嫌いは別として、勝間和代さんってよく出てきますよね。何か一杯空気吸ってそうですけど、彼女の熱烈な信望者たちは何でも彼女のまねをしようと行動し、「カツマー」と呼ばれているのだとか。

そんな彼女を多分人間的には好きになれないであろう私も、彼女が毎週土曜日に出る朝日新聞の「be」に連載している「人生を変える法則」というコラムは愛読しております。

先週は「人間は刺激にすぐ飽きてしまう」というタイトルで「ゴッセンの第1法則」について書いていました。「ゴクセン」ならともかく「ゴッセン」というのは初耳だったのですが、何のことはない「限界効用逓減の法則」のことでありました。

経済学を学ばれた方はご存知かと思いますが、この法則は勝間さんの言葉を借りると、私達は「新しい刺激に対して飽きっぽい」ということです。例えば、ビールは最初の一杯目はめちゃくちゃうまいけど、2杯目、3杯目と飲んでいくと、だんだんおいしく感じる度合いが小さくなっていきますよね。

祭りの時なんか、ずっと同じような幕の内弁当を食べ続けるのですが、もういい加減にしてくれ、ラーメンやカレーを食わせろ、となるのも「限界効用の逓減」。わかりにくかったら「おかわりだんだんイヤの法則」でもいいや。

そもそも、「限界効用」というのが超意味不明なんですよね。「マージナルユーティリティ(mariginal utility)」 の訳なんですが、marginalを「限界」と訳したのが完全に誤訳。日本では「限界」と言えば「リミット」のことですからね。「限界効用」というのは「追加的に得られる喜び」のことで、これがだんだん減っていく(逓減)という意味だ、と勝間さんもおっしゃっておられます。

さらに、「男女間で恋愛の最初の頃のわくわく感は徐々になくなり、夫婦になるとほとんど落ち着いてしまい、逆に一緒に暮らしていると相手の嫌なところが目につき始め、限界効用を上回る嫌悪感を感じるようになります」などと勝間さん、自分の経験談も披瀝。何?勝間さんだけじゃない?そうですか、先に進みましょう。

え~、「じんとにっく」毎日読んでいるけど、以前ほど面白くねえな。と思っていらっしゃる数多くの読者の皆さん、そうそう、それそれ、それが「限界効用逓減の法則」ですよ。この法則に対処するには「思慮深さ」と「新しいことにチャレンジする力」を併せ持つことが重要なポイントだそうですけんど、ちょっとオラには限界かもな。

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