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今日まで390円

テーマ:よもやま話
「8/24~26は、ビッグマックランチが390円!」というCMを目にいたしまして、こら行かなあかん!いや別に行かんでもええんですけど、最近マクドご無沙汰ですし、ついでもありましたんで昨日。

ちょうど午頃入店したのですが、ドライブスルーは言うに及ばず店内も列ができるほどの盛況。ますますのご隆昌の段慶賀の至り。列の最後尾についてPOPを眺めますと、ビッグマックランチ490円とある。なに?390円とちゃうんか。こら文句言わなあかん。

そうこうしているうちに順番が近づき、POPも近づく。すると、490円の下に、ポテト、ドリンクSの場合390円とち~っちゃっく書いたる。こっちをでこう書かんかい、こっちを。

ふとレジを見ると、「3人分で1000円」の文字が踊る。写真にはビッグマック、てりやき、チーズバーガー、ドリンク、ポテトの写真が。妻と息子と私で3人分。3×390=1170。おっ、こっちの方が安い。

順番来た!「この3人分をお持ち帰り、ビッグマックで!ビッグマックでね」「お飲み物は?」「ホットコーヒー2つとファンタグレープ1つ」「かしこまりましたぁ、かしこぉ~」。で、しばし松。竹。梅。待つ。たけぇ。うめぇ。

と数えるうちに「お待たせいたしましたぁ。レシートをどうぞ」。見ると、「ビッグマック1,てりやき1,チーズバーガー1」と書いてある。「あのぉ、ビッグマックでって言ったんやけど」「いえ、これは3種類って決まってますんで」

「あ~、そうなん。そんなら、ビッグマックSランチ3つに替えて下さい」。さ~ここからが大変。ミスバイトちゃん、やり方がわからへん。「え~っと、お飲み物はそのままでよろしいですか?」「はい」「え~っと、てりやき...」「いや、ビッグマックです」

ちょっとユニフォームが違う人(正社員)を呼んできた。「なに?どうしたん」「あの、お客さまが、どうたらこうたら」「うん、わかった」「お客さま~、これにビッグマックSランチ3つ追加で、都合6つということですね」「はぁ?いや、3人で1000円をキャンセルして、390円ランチを3つ」「あ~ん、あん、そういうことぉ。お飲み物はそのままで?」

「だから、そのまま、ホットが2つとファンタが1つ」「かしこまりました、かしこぉ~」で、しばし松。竹。梅。「お客さま、大変お待たせいたしました」。「いえいえ、こちらこそ面倒をかけました」



帰って中を見た。案の定、アイスコーヒーが入っていた。

マヨネーズ

テーマ:よもやま話
皆さん、マヨネーズはどこのをお使いですか?って聞くまでもないですか。そうよね、キューピーマヨネーズですわな。これ、シェアってどれくらいだと思います?9割くらい....って感じですよね。うん、実際そうだったらしい、「ピュアセレクト」が出るまでは。

って、「ピュアセレクト」の何たるかも実は知らんかったんですけど、先日日経の「私の課長時代」というコラム見てたら、味の素の伊藤雅俊社長が出ておられて、次のように語っておられたんです。

「食の安全・安心に消費者の関心が高まってきたころで、原料の品質で勝負しようと考えました。採れて3日以内の卵だけを使うと決めますが、生産部門が猛反発。管理が厳しくなるからですが、消費者調査の結果を示し、『お客さんが求めている』と説き伏せました。

商品名を『ピュアセレクト』に変え、反対意見を押し返し社名も外しました。消費者本位に徹したおかげで、同市場での当社のシェアは現在約3割になりました」と。

「社名を外しました」ってあるでしょ。確かに、「味の素のマヨネーズ」って言われると、口の中が味の素になってしまって、おいマヨネーズはちゃうやろ、と脳が拒否反応示してしまうんですよね。ちなみに、発売当初の味マヨ見てくださいな。
堂々と味の素

でもね、実際食べてみた時、ちょっとちゃうな、とも感じるんですよね。ず~っと名前のイメージだと思ってたんですけど、調べてみたら、キューピーのは「卵黄だけ」しか使わないのに対し、味の素のは「全卵使用」なんですってね。

キューピーは濃厚なんやぁ。日本人にはマヨラーと称する「何にでもマヨネーズ」人間がいますよね。欧米の人はこれが信じられないそうですが、キューピーが「オンリー卵黄マヨネーズ」だということを聞くと納得するそうです。

あ、ちなみに、日本のマヨネーズって当然のようにソフトチューブタイプなんですが、欧米は瓶入りなんですよ、「磯じまん」とか「アラ!」みたいに。マヨネーズって、やっぱりひも状のラインがおいしさの源でもありますよね。ぼてっと塊であるとね...。

さて、ピュアセレクト、商品パッケージの下の方にAjinomotoって横文字のロゴが申し訳なさそうに入ってますけど、同社は真剣に社名変更も考えたことがあるそうですよ。でも結局「味の素」の名前は捨てるにはあまりに偉大すぎたようです。AjinomotoとAburajin、似てなくもないな。

地蔵盆で正直偈

テーマ:よもやま話
昨日は我が伊部町の地蔵盆。と言っても小学生は一人もおりませんので、実質的には夜のお参りだけ。ごえんさんに来て頂いてみんなで正信偈を唱えます。

うちは真宗門徒なので、正信偈は一応暗記しております、とさりげなく言ってみたいところなんですが、正直に白状致しますと、正確に覚えているのは「帰命無量寿如来」で始まる最初の方と最後の方だけ。

結構、年配の方などは、すらすらと滞り無く唱われるんですが、確かに調子はいいですよね。しかし、ほんまに皆さん意味わかってるんすかぁ?といいたくなるほど、難しい漢字がずらずらずらと並んでおります。

一度どういうことが書いたるんか本で調べたことがあるんですが、そんな意味をいちいち咀嚼しながら唱えてる人は居るまい、皆さん意味のわからない外国の歌でも歌う感じで唱えておられるんではないでしょうか。

とにかく、最初は調子よくついていけるのですが、途中から怪しくなりまして、もごもごと周りの方に合わせるように言って、ところどころ「あ、これ知ってる」ってところははっきりと、てな感じで進んでいくのですが、似たような言い回しが出てくると、もういけません。ついには下向いて沈黙。

「帰命無量」から「高僧説」までの本文のところは、まあええとしましょう。問題はその後の「南無阿弥陀仏」の念仏と和讃の繰り返し。不謹慎ながらこれがなかなか厄介。「♪なぁあああああああむぅうああみだあああああああぶぅ~、なあ~むぅ」みたいに節が続くんですが、これがごえんさんと合わすのが難しい。抑揚も音程も。

それと和讃っていうんですか、「♪弥陀成仏のこのかたは~」とかあるやつ。これがまた確か親鸞さんが漢文を分かりやすく読み下してくださったものというのですが、時代を経て意味がもう一つようわからん。

しかも本文ほど調子がよくなく、これでもかと6首も現れる。どうもこの念仏と和讃の部分はジャングルか荒野に迷い込んだ感じですね。正直、もう勘弁してくれ~と言いたくなってしまいます。

で、ごえんさんの「♪願以此功徳~平等施一切」の声が聞こえますと、何と申しましょうか、砂漠の中にオアシスを発見したような気分になり、よしよしよしよし来たぞ、となり、「あ~んら~こう~」の部分で心身ともにまさに「安楽国」にたどりつくのでございます。なまんだぶなまんだぶ。

ふたつの故宮博物院

テーマ:よもやま話
この夏は慌ただしくて旅行に行く時間もなし。しょうがねえ、本でも読むかぁ、って図書館で借りてきた本で面白かったのが「ふたつの故宮博物院」(野嶋剛/新潮選書)

そう言えばちょうど2年前の今頃は台湾に旅行。ほんで当然のごとく故宮博物院に訪れますわなあ。メインは翡翠で作った白菜や豚の角煮で、いわゆる欧米の大博物館のように全世界的なコレクションを有するものとは趣を異にしていて、正直ちょっともの足らなさを感じたというのが本音。
白菜と豚の角煮
蒋介石が中華文明の粋を集めた文物(正確には宋代のものが中心らしい)を台湾へ持ち込んだことは知っていましたが、何でそんなことしたかわかります?。売ってお金に変えようとした?いや、そうでもないようです。

中国は日本と違って王朝が生まれては滅ぶという歴史でしょ。で、歴代王朝で政権が安定するとほぼ必ず、皇帝は文物(つまり書画美術工芸品)を片っ端から集めるのに血道をあげたそうです。それによって中華の王たる権威が格段に高まったというわけ。日本でいうと三種の神器ですが、中国は三種では済まんわけです。

蒋介石はこのロジックを用いて自らの中華民国の正統性を保持しようとしたわけですね。台北の故宮の収蔵品は67万点と北京のそれ(180万点)よりかなり少ないけれども、え~もん持ちだしたんで質的には北京より上というのが定説らしい。

蒋介石が北京の故宮から一気に持ちだしたというわけではなく、故宮の文物は日中戦争の戦禍から避けるために、南方、西方へと中国中を移動し、1947年に南京に再結集した後、北京、台湾と分かれたそうです。そういう意味では、現在2つの故宮が存在することに日本も大きく関わっているわけです。

これに先立つ清王朝の末期には紫禁城に隠されていた皇帝のコレクションは、売買という正当な取引だけでなく、盗難、不法な持ち出しなども含めて、一気に国内外に流出したようで、ラストエンペラー溥儀も自らの生活の資金源や保身のために文物を利用したそうです。そんなシーンが映画にあったような...。

現在中国では、愛国教育ナショナリズムと急速な経済成長による国力向上が相まって、海外に流出した文物返還運動が起こっているようですが、やっぱり現代中国は共産党王朝なのかもしれませんね。

ふたつの故宮博物院の統一はなかなか成りそうにはありませんが、そんな中、両故宮博物院の共同展を日本で開催する動きが2000年を境に2回ほどあったようです。最初は司馬遼太郎氏、後は平山郁夫氏が実現のため奔走されたようですが、お二人とも道半ばで世を去ってしまわれました。はい、お察しの通り「こきゅう困難」で...。

案外と案内

テーマ:言葉・漢字
「案外」ということば案外よく使います。「案内」ということばも案外よく使いますね。で、「案外」と「案内」は反対語かと思いきや案外そうでもない。

ちなみに、「案外」とは「予想外、意外、意に反して」という意味。つまり「案」の「外」、そんなこたあ考えていなかったなぁ、って感じの時に使われます。

一方の「案内」。これは「まさに思っていた通り」という意味、じゃあないんですよね。「ある場所などへ導く」という意味で使われるこの言葉。いったい何故「案内」なのか考えたことあります?

漢和大辞典によれば、「案」という字は「安」+「木」なんですが、「安」は「女性を家に落ち着けたさま」で、「木」がくっつくと、ひじを乗っけておさえるような「机」を意味するんだとか(安い木で作ったんでしょうか?)。

で、「案内」とは元々「事情を知って人を導く者・書物・手引き」のことを指したそうです。はは~ん、ひょっとして、そういう手引書つまり虎の巻みたいなものを机の中にしまっていて、隠語で「あの『案内』を持て参れ」とか言っていたのかもしれませんね。

机の中にあるものという意味で「案内」だと腑に落ちます。全く自己流の解釈でありますが、「案外」見逃しがちな言葉の「案内」、いかがでしたでしょうか?
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