地蔵盆で正直偈

テーマ:よもやま話
昨日は我が伊部町の地蔵盆。と言っても小学生は一人もおりませんので、実質的には夜のお参りだけ。ごえんさんに来て頂いてみんなで正信偈を唱えます。

うちは真宗門徒なので、正信偈は一応暗記しております、とさりげなく言ってみたいところなんですが、正直に白状致しますと、正確に覚えているのは「帰命無量寿如来」で始まる最初の方と最後の方だけ。

結構、年配の方などは、すらすらと滞り無く唱われるんですが、確かに調子はいいですよね。しかし、ほんまに皆さん意味わかってるんすかぁ?といいたくなるほど、難しい漢字がずらずらずらと並んでおります。

一度どういうことが書いたるんか本で調べたことがあるんですが、そんな意味をいちいち咀嚼しながら唱えてる人は居るまい、皆さん意味のわからない外国の歌でも歌う感じで唱えておられるんではないでしょうか。

とにかく、最初は調子よくついていけるのですが、途中から怪しくなりまして、もごもごと周りの方に合わせるように言って、ところどころ「あ、これ知ってる」ってところははっきりと、てな感じで進んでいくのですが、似たような言い回しが出てくると、もういけません。ついには下向いて沈黙。

「帰命無量」から「高僧説」までの本文のところは、まあええとしましょう。問題はその後の「南無阿弥陀仏」の念仏と和讃の繰り返し。不謹慎ながらこれがなかなか厄介。「♪なぁあああああああむぅうああみだあああああああぶぅ~、なあ~むぅ」みたいに節が続くんですが、これがごえんさんと合わすのが難しい。抑揚も音程も。

それと和讃っていうんですか、「♪弥陀成仏のこのかたは~」とかあるやつ。これがまた確か親鸞さんが漢文を分かりやすく読み下してくださったものというのですが、時代を経て意味がもう一つようわからん。

しかも本文ほど調子がよくなく、これでもかと6首も現れる。どうもこの念仏と和讃の部分はジャングルか荒野に迷い込んだ感じですね。正直、もう勘弁してくれ~と言いたくなってしまいます。

で、ごえんさんの「♪願以此功徳~平等施一切」の声が聞こえますと、何と申しましょうか、砂漠の中にオアシスを発見したような気分になり、よしよしよしよし来たぞ、となり、「あ~んら~こう~」の部分で心身ともにまさに「安楽国」にたどりつくのでございます。なまんだぶなまんだぶ。

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