案外と案内

テーマ:言葉・漢字
「案外」ということば案外よく使います。「案内」ということばも案外よく使いますね。で、「案外」と「案内」は反対語かと思いきや案外そうでもない。

ちなみに、「案外」とは「予想外、意外、意に反して」という意味。つまり「案」の「外」、そんなこたあ考えていなかったなぁ、って感じの時に使われます。

一方の「案内」。これは「まさに思っていた通り」という意味、じゃあないんですよね。「ある場所などへ導く」という意味で使われるこの言葉。いったい何故「案内」なのか考えたことあります?

漢和大辞典によれば、「案」という字は「安」+「木」なんですが、「安」は「女性を家に落ち着けたさま」で、「木」がくっつくと、ひじを乗っけておさえるような「机」を意味するんだとか(安い木で作ったんでしょうか?)。

で、「案内」とは元々「事情を知って人を導く者・書物・手引き」のことを指したそうです。はは~ん、ひょっとして、そういう手引書つまり虎の巻みたいなものを机の中にしまっていて、隠語で「あの『案内』を持て参れ」とか言っていたのかもしれませんね。

机の中にあるものという意味で「案内」だと腑に落ちます。全く自己流の解釈でありますが、「案外」見逃しがちな言葉の「案内」、いかがでしたでしょうか?

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