皮目

テーマ:よもやま話
及川光博.....
切れ長の鋭い目で、(我ら)中年男性のアイドル檀れいを射止めよってからに。及川め、一皮め。ってことで彼の目は明らかに一皮目ですよね。

さて、皆さん、彼のように上のまぶたにひだのない瞼を表現するのに何とおっしゃいます。私、今でこそ、「一重瞼(ひとえまぶた)」あるいは単純に「一重(ひとえ)」と言いますが、子どもの頃からずうっと「一皮目(ひとかわめ)」と言っておりました。

で、妻にその言い方、つまり「一皮目」「二皮目」のことを話しましたら、突然笑い出しまして「何それ?変なのぉ~」と。そうかよ、変かよぉ~。「皮目(かわめ)」って可愛いじゃん。

ほんじゃ、この「◯皮目(かわめ)」は方言なんやろかぁ~、と思いましたら、そうでもないようでございまして、文学作品の中に、例えば森鴎外の「牛鍋」には

「すばしこい箸が肉の一切れを口に運ぶ 隙 ( すき ) に、娘の箸は突然手近い肉の一切れを挟んで口に入れた。もうどの肉も好く煮えているのである。 少し煮え過ぎている位である。 男は鋭く切れた二皮目で、死ん...」

そして、織田作之助の「放浪」にも

「...の白い足や晒を巻いた胸のふくらみをじっと見つめていた。そして又、ちがった日には『ろくろ首』の疲れたような女の顔にうっとりとなっていた。十六になっていた。二皮目だから今に女泣かせの良い男になると木下に無責任な賞め方をされて、もう...」

などという用例があるらしい(weblio辞書より)。そうか、二皮目だと女泣かせの良い男になるんかぁ。ちなみに私は一皮目です。

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