すてき
テーマ:言葉・漢字
2011/08/31 09:15
昨日の私のブログを見て、PCに向かって「すてきな声の人が好き」と囁いた人が何人かいらっしゃることと思いますが、この「すてき」という言葉、漢字変換いたしますと、「素敵」「素適」「素的」と出て参りまして、「素的」ではなかったけど、「素敵」か「素適」かどっちやったっけと迷うことがあります。
現在は「素敵」と書きますがこの「敵」は当て字なんだそうですね。元々は江戸後期の流行語で「並外れたさま」を現し、「すてき」とひらがなで書くことが多かったようです。明治期に現在の意味となりましたが、字は「素的」。「素敵」が一般化したのは昭和になってからだそうです。
語源は二つ説があって、大辞泉などに書かれているように、①すばらしいの「す」+「てき(接尾語)」説と、②「できすぎ(出来過ぎ)」の倒語「すぎでき」が変化した説があるようです。現代でも言葉をわざとひっくり返して使うことがありますが、江戸時代でもこういう倒語が流行っていたのです。
また、「素敵」以外にも「素適」という当て字もあることから、「敵」と「適」の両方に共通する「かなわない(適わない、敵わない)」という意味が関係しているのではないか、とも言われており、語源由来辞典には「素晴らし過ぎて敵わない」という意味から「素敵」が使われるようになり、最も使われる当て字になったと考えられる、とあります。
まあ生きていく上で、そんなことはどうでもいいんですけど、昔読んだ「キャッチフレーズの戦後史」(岩波新書)という本に書いてあった、香水の宣伝文句の「一滴、二滴、三滴、素敵」が妙に印象的だったことを覚えています。
この香水は「金鶴香水」と申しまして、現在の化粧品会社「マンダム」の前身とか。さすがに金鶴香水の宣伝は存じ上げませんが、マンダムのCMと言えば、これ。昭和45年だそうです。
暑苦しいで、ヒゲすってき。
現在は「素敵」と書きますがこの「敵」は当て字なんだそうですね。元々は江戸後期の流行語で「並外れたさま」を現し、「すてき」とひらがなで書くことが多かったようです。明治期に現在の意味となりましたが、字は「素的」。「素敵」が一般化したのは昭和になってからだそうです。
語源は二つ説があって、大辞泉などに書かれているように、①すばらしいの「す」+「てき(接尾語)」説と、②「できすぎ(出来過ぎ)」の倒語「すぎでき」が変化した説があるようです。現代でも言葉をわざとひっくり返して使うことがありますが、江戸時代でもこういう倒語が流行っていたのです。
また、「素敵」以外にも「素適」という当て字もあることから、「敵」と「適」の両方に共通する「かなわない(適わない、敵わない)」という意味が関係しているのではないか、とも言われており、語源由来辞典には「素晴らし過ぎて敵わない」という意味から「素敵」が使われるようになり、最も使われる当て字になったと考えられる、とあります。
まあ生きていく上で、そんなことはどうでもいいんですけど、昔読んだ「キャッチフレーズの戦後史」(岩波新書)という本に書いてあった、香水の宣伝文句の「一滴、二滴、三滴、素敵」が妙に印象的だったことを覚えています。
この香水は「金鶴香水」と申しまして、現在の化粧品会社「マンダム」の前身とか。さすがに金鶴香水の宣伝は存じ上げませんが、マンダムのCMと言えば、これ。昭和45年だそうです。
暑苦しいで、ヒゲすってき。