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道徳教育研究会に思う

テーマ:よもやま話
う~ん、まじめなタイトルやな、飛ばそ!と思わずにお訪ねいただきました、あなたさま、ありがとうございます。昨日、タイトルの研究会(浅井文化ホール:幼・小・中教諭500人程度参加)がございまして、教育委員として出席して参りました。

皆さん、外で缶飲料を飲んだ後、どうされます?ゴミ箱探して捨てますよね。じゃあ、その近くに他人の捨てた空き缶が放置されていたらどうします?それもゴミ箱に捨てる、という方もいらっしゃるでしょうけど、大方は無視しちゃうんじゃないでしょうか。

子どもと公園を歩いていたAさん、そんな空き缶を見つけてゴミ箱へ。すると子どもは「なぜ、そんなことするの?」と。Aさん、10年前のあることを思い出します。スポーツジムで勤務していたAさんが、仕事の中でイヤでしょうがなかったのが浴室のそうじ。風呂桶やタオルが勝手勝手に放置されるのを片付ける仕事。

ところが、Bさんという初老の方がジムに通い始めると、最後に彼が出てきた後は必ず浴室がきれいに整頓されていることに気づくようになった。毎日、毎日。ある日、Aさん、「何でわざわざきれいにして下さるのか」と尋ねると、Bさん「いや、そんなたいそうなことじゃないですよ」と別に恩に着せる風でもない。

ま、こんな題材を使って、生徒に「どんな気持ちでBさんは浴室をきれいにして出てくるのか?」を考えさせ、自分の意見を言い合い、考え合うという道徳の授業がビデオで流されました。

「人のため」「自分も気持ちがいいから」ということからもう一歩すすんで、「自分も集団の一人なのだから人任せにしない。やって当たり前」という道徳観を引き出す。Aさんは、そんなBさんの行動への共感という下地があって、落ちていた他人の空き缶をゴミ箱に捨てるわけですね。

ここに、道徳教育の意義があるわけなんでしょうね。日本人なら、そういう行為を美徳であるという共通認識を持つことができ、東日本大震災でもその道徳意識は世界中の賞賛の的になったと言われています。

しかし、先ほどの浴室の掃除の例をとれば、「お前は何でそうじをしたんだ!俺の仕事を奪う気か!」と真剣に怒られる、そんな国も世界の中にはあるわけですよね。そんなことを子どものうちから教える必要はないと思いますけど、グローバル化する社会においては、多様な価値観を理解する必要も出てくるのでしょうね。

たずねたい理由

テーマ:まちづくり
ちょい前、7/30(土)の日経プラス1の「何でもランキング」は「訪ねてみたい戦国武将ゆかりの地」。お~、来た来た来た来た北近江。ベストテンにどどっと登場やろぉ~。と期待が高まります。

ところが、結果を見ますと

1位 「安土城跡」 (何にもないやろ)
2位 「関ヶ原古戦場」 (おいおいおいおい)
3位 「春日山城跡」 (「かすがざん?」とちゃうな)

4位 「大阪城」 (まあ、太閤殿下のお城ですからぁ)
5位 「長篠・設楽原古戦場」 (設楽原て知らんわ)
6位 「恵林寺」 (はぁ?エリンギか?)
〃  「川中島古戦場」 (まあね、メジャーやわな)

8位 「金沢城・兼六園」 (何か戦いのにおいがないよね)
9位 「熊本城」 (まあ、新幹線開通したしな)
10位 「桶狭間古戦場」 (また信長かい)

ってことで、北近江の「き」も、長浜も「な」も、湖北の「こ」も、何にも出てこない「きなこなし」ですわ。

で、もう1回タイトルを見ると「訪ねてみたい」となっている。なるほど、今までいっぺんも行ったこと無いから、訪れてみたいということかいな、と納得しかけたんですが、選者を見たら、作家とか旅行会社とか歴史アイドルとか大学教授とか歴史雑誌の編集長とか歴史に詳しく、各地をくまなく渡り歩いてそうな人ばっかり。

つまり、この「訪れたい」は「訪れることをお薦めする」の意味やわな。あ~、ちょっと待ってぇ~。すみっこに書いたるわぁ。「関西では....、浅井長政の小谷城跡、豊臣秀吉が柴田勝家を破った賤ヶ岳の古戦場など琵琶湖周辺に史跡が多い」と。多いだけかい!

湖北のスポットももうちょっと宣伝と洗練が必要かな。しかし、うちの母、関ヶ原の割りと近くで産まれたんですけど、この結果見て「なに~~!ほら、大事(おおごと)やがなぁ。関ヶ原みたいなもん、な!ん!に!も!無いがなぁ~!!!」

皮目

テーマ:よもやま話
及川光博.....
切れ長の鋭い目で、(我ら)中年男性のアイドル檀れいを射止めよってからに。及川め、一皮め。ってことで彼の目は明らかに一皮目ですよね。

さて、皆さん、彼のように上のまぶたにひだのない瞼を表現するのに何とおっしゃいます。私、今でこそ、「一重瞼(ひとえまぶた)」あるいは単純に「一重(ひとえ)」と言いますが、子どもの頃からずうっと「一皮目(ひとかわめ)」と言っておりました。

で、妻にその言い方、つまり「一皮目」「二皮目」のことを話しましたら、突然笑い出しまして「何それ?変なのぉ~」と。そうかよ、変かよぉ~。「皮目(かわめ)」って可愛いじゃん。

ほんじゃ、この「◯皮目(かわめ)」は方言なんやろかぁ~、と思いましたら、そうでもないようでございまして、文学作品の中に、例えば森鴎外の「牛鍋」には

「すばしこい箸が肉の一切れを口に運ぶ 隙 ( すき ) に、娘の箸は突然手近い肉の一切れを挟んで口に入れた。もうどの肉も好く煮えているのである。 少し煮え過ぎている位である。 男は鋭く切れた二皮目で、死ん...」

そして、織田作之助の「放浪」にも

「...の白い足や晒を巻いた胸のふくらみをじっと見つめていた。そして又、ちがった日には『ろくろ首』の疲れたような女の顔にうっとりとなっていた。十六になっていた。二皮目だから今に女泣かせの良い男になると木下に無責任な賞め方をされて、もう...」

などという用例があるらしい(weblio辞書より)。そうか、二皮目だと女泣かせの良い男になるんかぁ。ちなみに私は一皮目です。

まだ暑中ざんしょ

テーマ:よもやま話
先日、家の中を整理してたら、暑中の挨拶「たいへんおあつうございます」が、日本全国のお国言葉で書かれた手ぬぐいを発見いたしました。

で、ネタにしたろと思ったら、今年の夏は意外に暑くない。ここに来てようやく暑くなってきたぁ~!と思っていたら、何と今日は立秋。ちなみに暑中見舞は立秋までで、それ以降は残暑見舞となるそうです。

いずれにしましても「たいへんおあつうございます」なわけですが、この標準語の表現に近いのが北海道の「たいへんあついですねー」と石川県の「たいへんおあつうございみす」。語尾が「ます」じゃなくて「みす」なのが「みそ」?

「たいへん」の部分が「なんと」、「えらい」、「すげえ」、「なんちゅう」などの表現に変わったりするわけですが、珍しいところでは、静岡の「びやぶ」、和歌山の「やにこう」、島根の「がいに」、山口の「ぶち」など。高知はやっぱり「まっこと」でしたな。

本論の「あつい」に関しましては、まず東北・北関東弁エリアの青森、岩手、山形、宮城、福島、栃木、茨城などは、「あづい」と「つ」が濁るのが特徴ですね。

「あつい」の代わりに「ぬくい」もしくはこれの変形を使うのが、秋田の「たいしたぬぎんしなー」、島根の「がいにぬくなー」、長崎の「そうにゃぬっかですなー」、宮崎の「えろうぬきいですなー」など。

さて、わが滋賀県はと言うと、「えらいあつおすな」。お隣の京都は「えらいあつおすなー」なので似てますが、滋賀県の場合は「なー」と伸ばさず、あっさり形。同じ隣県でも、福井は「ひでえおあつうごいすねー」、岐阜は「えろあついですのー」と全然違いますね。

神奈川県は「すげえあついじゃん」と気取っておりますし、愛知県はさすが「どえらいあついなも」と独特。鹿児島県の「ひでえあちこごあんどなー」とか沖縄の「いっぺえあちさいびっさやー」なんかは、耳で聞いても意味はわからんのじゃないでしょうか。

さて、この手ぬぐいの製作元は何と「技術の日産」。多分、ルノーの資本が入る前に作ったんでしょうね。ゴーンさんのふるさと、フランスでは何と表現するんでしょうね?
 エロ アトゥ ゴザンッス? 








<参考> お暇なら見てよね~

たいへんあついですねー(北海道)
なんぼあづいだっきゃのー(青森県)
なんとあづいねっす(岩手県)
たいしたぬぎんしなー(秋田県)
なんだってあづいなっす(山形県)
なんだってあづいっちゃね(宮城県)
ほんどにあづいなっす(福島県)
ほんどにあづがんべー(栃木県)
ずいぶんあついのー(群馬県)
えれえあついなー(埼玉県)
ばがにあづいなー(茨城県)
ほんとにあついじゃんね(山梨県)
すげえあついじゃん(神奈川県)
たいへんおあつうございます(東京都)
えらいあっついねー(千葉県)
すげえあっちぇーなー(新潟県)
たいへんおあつうございみす(石川県)
なんちゅうあつなったがかね(富山県)
ひでえおあつうごいすねー(福井県)
えろあついですのー(岐阜県)
えらくあついですいねー(長野県)
どえらいあついなも(愛知県)
びやぶあつくなったのー(静岡県)
えらいあつおわんなー(三重県)
えらいあつおすなー(京都府)
えらいあつおすな(滋賀県)
やにこうあついなー(和歌山県)
ほんまにあついでんなー(奈良県)
ごついあついですなー(兵庫県)
えらいあつおまんなー(大阪府)
なんちゅうあつうござんすなー(鳥取県)
たいへんあちいぞなー(岡山県)
がいにぬくなー(島根県)
ぶちあついのー(山口県)
えろうあつうなったねー(広島県)
えらいおあつうござんすなー(香川県)
えらいあついない(徳島県)
えらいあついですのー(愛媛県)
まっことあついですのー(高知県)
ほんにあつかですねー(福岡県)
そうにゃぬっかですねー(長崎県)
ほんなこつあつかなたー(佐賀県)
ほんなこつぬくかですなー(熊本県)
どがんごつあつかですねー(大分県)
えろうぬきいですなー(宮崎県)
ひでえあちこごあんどなー(鹿児島県)
いっぺえあちさいびっさやー(沖縄県)

週末の食卓(41)

テーマ:週末の食卓
(その1)
台風6号が来た日

母: 今日の相撲(名古屋場所)はさすがにお客さん少なかったな

私: ほら、台風やもん

(TVで流れる野球中継を見て)

母: これはどこや?

私: 新潟

母: ようけのお客さんやなあ。これでは相撲に行く人が減るはずや


名古屋と新潟は無関係だと思いますけど



(その2)
高校野球滋賀県予選で近江兄弟社の投手が完全試合を果たしたという記事を見て

私: へ~、すごいなあ~。完全試合しょったんやぁ~

母: 何!誰が感電死しょったてぇ!?



そのボケ、パーフェクトですわ。 




(その3)
お隣りのアロマ大使さんところのゴーヤカーテンを見て

観光客: わ~、すごい、ゴーヤがなってるぅ~

母: おかしいな、今日は孫さん来てやんせんでぇ~
 
私: 何それ?どういうこと?

母: いや、「坊やが泣いてるぅ~」て



最近、耳まで天然

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