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お雛様めぐり

テーマ:まちづくり
昨日から「長浜のお雛様めぐり」始まりましたね。まちづくり役場の山崎さんや新田さんが、各店を一軒一軒こまめにお声掛けに回られて実現したイベントです。同じようなイベントはもちろん先行例がありますが、「walkable city」つまり、歩いて回れる距離に見所が集中している長浜には適した催しであると思います。

私もぐるりと街なかを歩いて見て回ったのですが、「直射日光に当らないように」という配慮からか、見ごたえのあるものほど店内奥深くに展示されておられるケースが多いですね。そんな中、ご主人をよく存じ上げている糸吉さんの雛人形を店内に入ってゆっくり見せていただきました。

明治時代に京都で買い求められたもの、少し時代が進んで大正ロマンのにおいのするもの、そしてお嬢様のために設えられた昭和の段飾り。曳山博物館館長によれば、五段飾り、七段飾りなどの段飾りは昭和に入ってからのもので、古いものは皆平飾りであったとのこと。

糸吉さんのご主人も、明治のものの「御殿」が存在したはずなのに探しても見当たらない、捨ててしまったのかも?と嘆いておられました。そばにいらっしゃったお嬢様に「全く、お父さんはすぐ捨てちゃうんだから」と窘められておられました。そんな風には見えないのですが...。

さて、私どもの家には古い人形も段飾りもございません。やはり男尊女卑の家庭だったのか、ケチだったのか、飾るのが面倒だったのか豪華版がございません。ということで、店内には父が私の娘のために買ってくれた「平成の立ち雛」を飾りました。人形は顔が猪木、じゃなくて「顔が命」と申しますが、なかなかいい顔をなさっております。

ウィンドウの下段には、例年と同様、木之本の親戚が作ってくださった「焼物のお雛様」を並べております。観光客の方には毎年好評で、「売って欲しいので作者の連絡先を教えてくれ」という方がこれまで何人もいらっしゃいました。

最近は後片付けも面倒なので、お雛様を出さなくなっているところも多いようですので、こうした試みは虫干も兼ねてよかったのではないでしょうか。今度は五月人形めぐりか、自慢の鮒寿し食べ比べ「お鮒様めぐり」などはいかがでしょうか?

待ち時間の予測

テーマ:よもやま話
1/17の日経plus1に「待ち時間は予測できる」というコラムが掲載されておりました。スーパーのレジ、人気飲食店、銀行のキャッシュコーナー、最近では「白いたい焼き」など様々な生活場面で「行列して待つ」という現象を体験いたします。

で、待ち時間は予測できればストレスはかなり緩和できるはず、と書かれておりまして便利な公式が紹介されておりました。

それは「リトルの公式」すなわち(待ち時間=待ち人数÷人の到着率)であります。

例えば、列に並んでおりまして、1分間に新たに列に加わった客数が2人としましょう(→人の到着率=2人/分)。そして、待ち人数の総数が12人としますと、待ち時間(分)=12人÷2人/分=6分、となるわけです。

もう一つ「青信号に変わって発進できるまでの時間」についても書かれておりました。

車で信号待ちの時、青に変わってもなかなか発進できず、いらいらしたことはないでしょうか?これは青信号になって一斉に全車が進むのではなく、先頭の車から順々に発進し始めるからで、自動車の「発進の波」が後に伝わる速度は5.6m/秒だそうです。

前の車の発進が次の車に伝わるまでには、(車の長さ)+(車間距離)=8mと程度とすると、8m÷5.6m/秒=約1.4秒かかります。つまり1.4秒に1台進むので、自分の前の台数に1.4秒をかければ、待ち時間となる仕組みです。前に10台並んでいたら青信号に変わってから14秒経たないと発進できません。

これらのことは以前読んだ本に書いてあったな、と思い調べましたら、「渋滞学」(西成活裕/新潮選書)という本でした。「高速道路で車間距離40m以下になると渋滞が発生する」といったことも書いてありましたが、大変面白いお奨め本です。

皆さんのお店もいつ行列のできるお店に変身するとも限りませんが、行列のできる店になるまでの待ち時間はどうやら予測できないようです。残念!







駅そば密売

テーマ:よもやま話
行って参りました。2月とも思えない陽気の中を自転車こいで。

約束の場所は、駅そば線路近くのマンションの一室。
玄関を入り、エレベーターは?と探したが、2階なら階段で、と思い直し、ぐるりと見回すと左手に階段発見。のぼりつめて、「さて部屋はどこだ?」と顔をあげた瞬間、売人の表札。「おお、ここか!」

ピンポン!と呼鈴を押すと「は~い」という女性の声。開け~ゴマ。
現れたのはさん

「あの~、例のブツをいただきに参りました。」

「え~っと、何袋でしたか?」

「あの5袋ほど...。だれかもう来ました?」

「いえ、初めてですよ。


フライングを除けば」


靴を半分ぬいで待ってると、奥から

さんが出てこられて

「さあ、どうぞ事務所を見ていってください」

なんてことは残念ながらなかったなあ。(しつこく)靴半分ぬいでいたのに....。


それはともかく、あなたも試してみませんか?禁断の密売買
上等ではないけど中東の焼きそば

「もうイランなんて言わせない」




兼好診断(1)足三里

テーマ:よもやま話
齋藤孝という教育学者がおります。最近テレビにもよく出演されますが、「声に出して読みたい日本語」の作者と申し上げれば「ア~~ん、あの」と言っていただけますでしょうか。その他、三色ボールペンを用いた読書・情報活用法や読書文化の重要性を提唱しておられます。

齋藤メソッドそのものにももちろん、同じ1960年生まれということでより共感を覚えるのですが、彼の著作の中に「使える!徒然草」という本がございます。徒然草は学校教育の必需品なのですが、教科書に書いていないことで、おもしろい記述がたくさんある、というわけです。

で、私もということで、徒然草原文をパラパラパラとめくりますと、偶然出てまいりました。「使える!徒然草」。しかも短い。

第148段  四十以後の人、身に灸を加えて三里を焼かざれば、上気の事あり。必ず灸すべし。

これだけです。吉田兼好さんはどうやらお灸の愛好者だったようですが、特に四十を過ぎたら「足三里」への灸を欠かしてはダメだと説いておられるようです。

以前腰痛で鍼灸院に鍼治療に通っていた時に先生に「足三里」は大切なつぼで、ここをマッサージするだけで胃腸の健康は保たれますよ、と言われたことがあります。齋藤孝さんお勧めの「三色ボールペン」でつぼを押さえるのも一法かと存じます。四十過ぎの皆さんお試しあれ。



しかと確認を

テーマ:保険・金融
道路を走っておりまして、下のような道路標識を見かけることがあろうかと思います。

いわゆる「動物飛び出し注意」というやつで、シカ以外にもタヌキやイノシシやキツネなど、地域によって色々な絵があるようでございます。まあ、実際に飛び出て来た事無いし関係ないわ、と油断しないで下さいね。

数年前に私どもの自動車保険のお客様が「シカ」と衝突された事故が同じ年に立て続けに発生したことがありました。おひと方は信楽方面の奥山道を走行中でしたので、うなずけなくもなかったのですが、もうひと方は高速道路を走行中、米原IC付近で突如シカが飛来してきて衝突するという意外な事故でした。

さて「小動物」との衝突に対する「車両保険」の補償可否についてのお話です。

「車両保険」には簡単に言うと、(1)自損事故も含めてほぼすべての損害がカバーされる「一般車両保険」、(2)「車対車」の事故の損害のみカバーされる「エコノミー」、(3)「一般車両保険」から「自損」や「当て逃げ」を除いた損害を補償する「車対車ワイド」の3種類があります。

上記事故に遭われたお客様で、前者は「一般車両」に加入されておりましたので当然損害は補償されました。問題は後者の方で、「車対車ワイド」に加入されていたのですが、自損事故扱いのため、この保険で当該事故損害はカバーされませんでした。

小動物の飛来は普通に考えると、自力で避けることのできないAccident(災難)であり、「物の飛来・落下」に相当し、「車対車ワイド」で補償されるものと私自身思っておりましたので、「お客様には多分大丈夫ですよ」と最初に申し上げたものですから、当然の事ながら後でご不満を承ることになりました。

しかし、こうした事故が年々漸増傾向にあることと、自損事故扱いであることを認識していない人が多いことは間違いないようですので、私も保険会社に対して説明書に明記すべきであると注進いたしましたが、今日現在その案が採用された節はございません。

「一般車両保険」は安心ではありますが高額になりますので、代理店としては特に運転技量に問題のない方に対しては、ついつい「車対車ワイド」をお勧めしてしまいがちです。従いまして、小動物が飛び出してきそうなところを頻繁に走行される方がございましたら、車両保険の種類確認をお勧めいたします。


(追記)
新聞によりますと、高島市では昨年1年間で自動車・バイクとシカの衝突事故が何と54件発生したとのことで、2/2の朝にも同市今津町で軽トラがシカと激突し炎上したそうです。(トラの方がシカより強いんちゃうんけ、とか言・わ・な・い・の)



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