もらうはこらいて
テーマ:言葉・漢字
2009/02/26 09:05
少し前になりますが、「秘密のケンミンSHOW」なる番組を初めて見ました。いわば「地域の常識、他所の非常識」みたいなものを暴露しようという番組で、ちょうど私が見ていたときは、「福井県民が冬コタツの中で必ず食べるもの」というお題でした。
一般国民的には「みかん」ということになるのでしょうが、「意外性があること」と「福井県らしいこと」という点を考慮して、私は「おろしそば」を予想いたしました。
ところが意外や意外、正解は
何と水羊羹でありました。
暖房やコタツで暖まったところに冷たい水羊羹がつるっと喉を通り過ぎるのが快感のようです。一般的には夏に食べる水羊羹が、福井県民にとっては冬の定番和菓子で、冬になるとお店で売り出され、お歳暮など冬の贈り物にもなっているそうです。
さて、この長浜近辺の「秘密」って何だろう?と考えてみたのですが、なかなか思い浮かびません。鮒寿しなんて有名になりすぎて意外性もありませんしね。
私の妻は九州生まれの関東育ちですので、いわば生粋の「よそもの」です。そこで妻に「こちらに来た時何が一番不思議に思った?」と尋ねてみました。すると「二つの言葉にとても違和感を感じた」と答えました。ちなみに「やんす言葉」については、あらかじめ説明しておりましたし、語尾の変化ですので、さほど違和感はなかったようです。
(その1)
妻は当時長男がお腹に居り、臨月も近かったのですが、近所や親戚の人が「赤ちゃん、いつもらわあるん?」と聞かれて、「私が産むのに、どこからももらわないわよ!」と怪訝そうな顔をしていたそうです。
私自身もこの言葉には馴染みがなかったのですが、当地では「赤ちゃんを授かる」ことを「もらう」と表現するようですね。
(その2)
これも近所や親戚の人、特に、というかほぼ女性なのですが、やたら「こらいてな」と言うこと。「堪えて」つまり「我慢して」とか「許して」という意味なんでしょうけど、「わざわざそんなことをおっしゃっていただくほどのこともないんですけど」とその度ごとに感じていたそうです。
私も幼い時に叔母が、口癖のように「こらいてな」を連発していたことを覚えています。「ごめんな」とか「すんまへん」の変形バージョンなんでしょうかね。
そういえば、「み~な」に「湖北は可笑しな言葉かり」とかいうコーナーがありますが、この二つも載っていたのでしょうか?
一般国民的には「みかん」ということになるのでしょうが、「意外性があること」と「福井県らしいこと」という点を考慮して、私は「おろしそば」を予想いたしました。
ところが意外や意外、正解は
何と水羊羹でありました。
暖房やコタツで暖まったところに冷たい水羊羹がつるっと喉を通り過ぎるのが快感のようです。一般的には夏に食べる水羊羹が、福井県民にとっては冬の定番和菓子で、冬になるとお店で売り出され、お歳暮など冬の贈り物にもなっているそうです。
さて、この長浜近辺の「秘密」って何だろう?と考えてみたのですが、なかなか思い浮かびません。鮒寿しなんて有名になりすぎて意外性もありませんしね。
私の妻は九州生まれの関東育ちですので、いわば生粋の「よそもの」です。そこで妻に「こちらに来た時何が一番不思議に思った?」と尋ねてみました。すると「二つの言葉にとても違和感を感じた」と答えました。ちなみに「やんす言葉」については、あらかじめ説明しておりましたし、語尾の変化ですので、さほど違和感はなかったようです。
(その1)
妻は当時長男がお腹に居り、臨月も近かったのですが、近所や親戚の人が「赤ちゃん、いつもらわあるん?」と聞かれて、「私が産むのに、どこからももらわないわよ!」と怪訝そうな顔をしていたそうです。
私自身もこの言葉には馴染みがなかったのですが、当地では「赤ちゃんを授かる」ことを「もらう」と表現するようですね。
(その2)
これも近所や親戚の人、特に、というかほぼ女性なのですが、やたら「こらいてな」と言うこと。「堪えて」つまり「我慢して」とか「許して」という意味なんでしょうけど、「わざわざそんなことをおっしゃっていただくほどのこともないんですけど」とその度ごとに感じていたそうです。
私も幼い時に叔母が、口癖のように「こらいてな」を連発していたことを覚えています。「ごめんな」とか「すんまへん」の変形バージョンなんでしょうかね。
そういえば、「み~な」に「湖北は可笑しな言葉かり」とかいうコーナーがありますが、この二つも載っていたのでしょうか?