兼好診断(1)足三里

テーマ:よもやま話
齋藤孝という教育学者がおります。最近テレビにもよく出演されますが、「声に出して読みたい日本語」の作者と申し上げれば「ア~~ん、あの」と言っていただけますでしょうか。その他、三色ボールペンを用いた読書・情報活用法や読書文化の重要性を提唱しておられます。

齋藤メソッドそのものにももちろん、同じ1960年生まれということでより共感を覚えるのですが、彼の著作の中に「使える!徒然草」という本がございます。徒然草は学校教育の必需品なのですが、教科書に書いていないことで、おもしろい記述がたくさんある、というわけです。

で、私もということで、徒然草原文をパラパラパラとめくりますと、偶然出てまいりました。「使える!徒然草」。しかも短い。

第148段  四十以後の人、身に灸を加えて三里を焼かざれば、上気の事あり。必ず灸すべし。

これだけです。吉田兼好さんはどうやらお灸の愛好者だったようですが、特に四十を過ぎたら「足三里」への灸を欠かしてはダメだと説いておられるようです。

以前腰痛で鍼灸院に鍼治療に通っていた時に先生に「足三里」は大切なつぼで、ここをマッサージするだけで胃腸の健康は保たれますよ、と言われたことがあります。齋藤孝さんお勧めの「三色ボールペン」でつぼを押さえるのも一法かと存じます。四十過ぎの皆さんお試しあれ。



アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2009/02      >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧