貝桶と行器

テーマ:言葉・漢字
昨日は、日曜日で従業員さんがお休みですので終日店番でございます。最近はお雛様めぐりをお目当てにいらっしゃるお客様も多く拝見いたします。中には意表をつく質問をなさるお客さんも居られまして、返答に窮し「え~っと」なんて狼狽してしまうことも。

店内に飾っております立ち雛を見て、

お客さん: 「人形の前に置いてある黒い桶は何て言うんですか?」

私: 「これですか?これはね~、桶ですね....。」

お客さん: 「(桶はわかったるがなと言わんばかりに)中に何か入れるんですかね?」

私: 「帽子とか...。(でもお雛様は帽子ないなあ)」

お客さん: 「やっぱ、こういうことは年寄りに聞かんとわかりませんな。」


早速ネットで調べてみました。「貝桶(かいおけ)」というのが出て参りました。

雛道具のひとつに「貝合せ」という遊び道具があります。貝に絵や歌を書き込み、左右一対のものを組み合わせる遊びです。この道具の入れ物が「貝桶」というわけです。
貝合せ
ただし、お弁当やお酒等を入れる「行器」と形状が似ているので混同することが多く、お雛道具としては、そのどちらでもない兼用にしている傾向がある、ということがわかりました。厳密に言うと行器は円筒形、貝桶は八角形で印籠蓋、そして必ず一対だそうです。(ちなみに、うちのは六角形です)

それにしても「行器」って何と読むのでしょうかね?いま流行の漢字クイズみたいですけど、「ほかい」と読むそうです。誰や「ほ~かい」なんて言うてるのは...。中身が「はかい」されると「ふかい」だから「ほかい」と覚えましょう。

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