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うみのこと

テーマ:よもやま話
7/11のゆうこりんさんのブログに触発され、私も水上勉さんの「湖の琴」読ませていただきました。

私は昔からあまり小説は読みません。実用書ばかり読んでいるので考え方も現実的なのか、あるいはロマンティストでないから小説を読まないのかもしれませんね。

話の筋を話してしまうと、これから読もうと思っている人に失礼ですので申し上げませんが、作中の悲劇のヒロインもロマンと現実的打算の狭間でもがき苦しむという感じですね。しかし彼女は結局だれも愛してなかったのではないかという印象が残りました。

渡岸寺の観音さんがある人物を魅了して物語の展開に大きな役割を果たします。井上靖さんもそうですが、水上勉さん自身が観音さんに魅せられたんでしょうね。いろいろな人の話を聞くにつけ、もしかしてあの観音さんは湖北の中で「最も人を引きつけるもの」かもしれないと思います。

ゆうこりんさん所の山路さんは実名で出てくるのに、「想古亭源内」さんは「源八」さんになっております。「源八」の主人が小説の登場人物として役割を果たしているので仮名になっているのでしょうか。実は私の父の母の母、つまり曾祖母が「源内」の出でありまして、何となく不思議な感じがいたします。

「水上勉」は本名が「みずかみ」でペンネームが「みなかみ」、「湖の琴」は「みずうみのこと」ではなく「うみのこと」と読むようです。「生みの事」をヒロインは胸に秘しながら、恋人はそれを知らずに悲しい最期を迎えます。おっと口が滑りすぎたでしょうか。ぜひ皆さんもご一読ください。

姑く

テーマ:曳山・歌舞伎
ちょっと前のことになりますが、11/17のブルーベリーmamaさんのブログ「たくさん」に茶しんさんの「しばらく」のことが書かれておりまして、コメントさせていただきましたら、「なぜ、しばらくと言うのか?」というお尋ねを頂戴いたしました。

本来、茶しんの白さんにお答えいただくのが筋であり、僭越なのではありますが、私なりにお答えさせていただきたく存じます。関連して書きたいこともありますので...。

茶しんさんのホームページを拝見いたしますと、次のように書かれております。

『名前の由来は、歌舞伎十八番『暫』です。その主役のように、皆様にとっての正義の味方になれますように、安くて・旨くて・何より安全なものを作れますように、これからも努力いたします。(中略)『暫』の狂言の底に流れる人の心の温かさを忘れないものになりたいと、味の世界に精進いたしております。 』

これは私の推測ですが、長浜は子ども歌舞伎の町ですから、
1.歌舞伎に関連するネーミングを考えた
2.歌舞伎といえば市川圑十郎。その市川家のお家芸十八番の代表とされる「暫」を選んだ。(ただし、この芝居が曳山で上演されたことはおそらくない)

さて、「暫」は勧善懲悪もので、悪人が善人方を殺そうとしているところへ、主役の鎌倉権五郎景政が「しばらく~」と声を掛けて、超人的な力で悪をひしぐ、という単純明快なストーリーです。まあ「スーパーマン」みたいなもんです。顔からすると「スパイダーマン」ですか。

ところで、タイトルの「姑く」、何と読むでしょう?「しゅうとめにく」と書きますが「姑憎し」という意味ではありませんよ。「老女が現状のままを尊び、保守的であること」から、この読みの意味が充てられたようです。麻生首相でなくとも読めないと思いますが、「しばらく」お考えください。

A so sorry

テーマ:政治
私が愛読する虚構新聞によりますと、

政府与党が、定額額給付金を従来の地方自治体による分配方式から、「宝くじ方式」にすることで合意したとのことです。具体案については未定だそうですが、麻生総理は「きっぷがいいから」という理由で
1等が2兆円総取り
を主張しているようですが、公明党などは
殿、ご乱心を!
ということで、1等1億円を2万本用意する代案を出しているとのことです。(7000人に1人なんで長浜市でも12人くらい当る)

お時間がお有りの方は、是非記事の全文をお読み下さい。

それにしても、麻生内閣の支持率は20%程度となり、これは森内閣並みだそうであります。そりゃそうですよね、パロディの2兆円宝くじの方が、従来案より斬新でまだまし、という感じがしますもんね。

本当にお気の毒な「A so sorry」でして、文字通り政権まっきです。


フルチェン携帯!?

テーマ:曳山・歌舞伎
以前にも申し上げたかもしれませんが、私は携帯電話とかパソコンとか電気製品とかの流行には滅法うとく、「フルチェン携帯」と聞いたときも、「そんな、はしたないもの!」と思ってしまったほどです。

先日「歌舞伎美人(かぶきびと)」という松竹大歌舞伎のサイトを見ていたときに、「歌舞伎ケイタイ発売」の文字を発見いたしまして、開いてみると、

こんなものが出てまいりました。歌舞伎の代表的演目「藤娘」の衣裳柄と、歌舞伎文様の一つ「吉原つなぎ」の柄だそうです。詳しい方にとっては常識の範疇なのでしょうが、「フルチン」いや「フルチェン」とはAUの携帯電話の「フルチェンジサービス」のことだそうですね。

まあ、ええなあ、とは思うんですけど、私自身は飛びつかないんですわ、こういうの。でも、曳山まつりに用いられている各山組のデザインとかを携帯とかに使えるといいな、などと思ったりします。曳山文様をあしらえた、お洒落なグッズを並べたミュージアムショップを作り、曳山博物館のイメージを「フルチェン」するのが私の夢です。


ENEOS+JOMO

テーマ:石油
先日ブログでガソリンスタンドの看板の話をしておりましたら、その矢先にこれです。

新日本石油と新日鉱ホールディングの経営統合だそうです。

ガソリンスタンドレベルで申し上げますと、
 と 
一緒になるっちゅう話です。(エネ雄(♂)と女(♀)モの結婚)

ちなみに「ENEOS」(エネオス)は、「ENERGY」(エネルギー)と、ギリシア語で「新しい」意を表す「NEOS」を組み合わせた造語であり、「JOMO」は「Joy of Motoring(運転の楽しさ)」の略だそうです。

新ブランドも含めて、マークをどうするかは今後検討するとのことでありますが、費用を考えれば数の多いENEOSを残してJOMOを廃止でしょうが、そう一筋縄ではいかないでしょう。いずれにせよシェアが36%ほどになりますので、3軒に1軒は新会社のスタンドになるっちゅうわけです。

一緒になって苦しいスタンドを「ENJO(援助)」してくれるのかと思ったら、今後全国で両ブランド合わせて1万4000ヶ所くらいあるガソリンスタンドを2000ヶ所程度減らそうという計画だそうですので他人事ではありません。「JOMO」が「除毛」に見えて参りました。うちも剃られちゃいそうだなあ。



(追記)他社の反応は、

えっそぉ?と平静を装い、強気に出でつつ
(ESSO)              (出光)
新社を追い越すのは困難で、少々あせる
      (コスモ)       (昭和シェル)

といったところです。




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