クズの葉

テーマ:曳山・歌舞伎
ひと月ほど前になりますが、長浜バイオ大の教授らが「クズからバイオ燃料生成に成功」という記事をみかけました。(こちら

見出しを見たときに、「クズ=屑」だと思いまして、いよいよゴミから燃料ができるようになるのか、といささか興奮したわけですが、どうやら「クズ=葛」のようであります。

クズはくず粉として使用されるほかは、雑草として刈り取られることが多いが、多年草のため刈り取られてもすぐ生えるので、貯蔵施設をつくり、アルコールを安定的に生成できるようになれば、実用化は可能とみられているようです。
葛の葉や茎が利用されるようですが、私どもは歌舞伎が好きなものですから「葛の葉」と聞きますと違うものを連想してしまいます。
こんな美しい女性が
左手やら口でふすまに筆で字を書きまする。

実はこの女性の真の姿は
狐さん
という物語です。

今日は私の父の祥月命日なのですが、その父がわが伊部町翁山の若衆筆頭を務めた昭和37年に曳山祭りに上演した「葛の葉子別れ」は今でも伝説となっております。また最近では平成9年に大手町壽山が演じましたが、奇しくも私の甥が「葛の葉」役を務めました。

やはりそんな狐のパワーが加わるのか、葛の葉からは、バイオ燃料として多用されている「とうもろこし」よりも高濃度のエタノールが取り出せるとか。さてこの「コーン」対決、どちらに軍配が上がるのでしょうか?


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