湖の琴
テーマ:ブログ
2008/07/11 17:07
木之本を北に10分ほど行くと余呉湖がある。
この湖も冬場はワカサギ釣りのお客様で賑わう美しい湖だ。
余呉湖も昔から色々な伝説があって、羽衣伝説もその一つだ。
水上 勉氏の「湖の琴」はこの余呉湖を舞台とした少し悲しい小説だ。
私も知ってはいたもののなかなか読む機会がなく、読みたいなぁと
思って何年が過ぎた。思い切って木之本の図書館で借りて読んでみると
なんと、小説の中にお客さまをおもてなしするシーンに山路酒やの桑酒を
へべれけに飲んで・・・という一文が書いてあった。あんな甘い桑酒をへべれけに
なるまで飲む?とちと疑問ではあったが、なんだかすごく親近感が沸き
一気に読んでしまった。
昔から木之本は桑畑が広がり養蚕の盛んな地域で、この小説も絹糸の
糸取りの舞台として西山や大音のことが詳しく書かれていた。
その酒盛りの場所が、想古亭源内であったりと、きっとこのあたりを
小説を書くにあたって水上 勉先生はぶらりぶらりと歩かれたに
違いない。
興味のある方は、一度読んでみてくださいませ。
この湖も冬場はワカサギ釣りのお客様で賑わう美しい湖だ。
余呉湖も昔から色々な伝説があって、羽衣伝説もその一つだ。
水上 勉氏の「湖の琴」はこの余呉湖を舞台とした少し悲しい小説だ。
私も知ってはいたもののなかなか読む機会がなく、読みたいなぁと
思って何年が過ぎた。思い切って木之本の図書館で借りて読んでみると
なんと、小説の中にお客さまをおもてなしするシーンに山路酒やの桑酒を
へべれけに飲んで・・・という一文が書いてあった。あんな甘い桑酒をへべれけに
なるまで飲む?とちと疑問ではあったが、なんだかすごく親近感が沸き
一気に読んでしまった。
昔から木之本は桑畑が広がり養蚕の盛んな地域で、この小説も絹糸の
糸取りの舞台として西山や大音のことが詳しく書かれていた。
その酒盛りの場所が、想古亭源内であったりと、きっとこのあたりを
小説を書くにあたって水上 勉先生はぶらりぶらりと歩かれたに
違いない。
興味のある方は、一度読んでみてくださいませ。
コメント
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2008/07/11 19:01長浜曳山祭も西山や大音でつくられた三味線の糸には大変お世話になっております。それと私の父の母の母、つまり曾祖母が想古亭源内の出なんです。今度「湖の琴」読んでみます。
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2008/07/11 19:40>油甚さん
そうなんですか!世間って本当に狭いですね。源内さんのご主人とは子供のPTAの役員でご一緒したこともあります。とっても豪快で楽しい方ですよね。
「湖の琴」是非読んでみてください。 -
地元民2008/07/12 10:15はじめまして
大昔、山路さんの前を通って学校に行ったものです。
今から40以上前、その「湖の琴」が映画化されたとき、大音あたりでもロケがあったそうです。
当時、私はもう高校生で、あまり興味がなく「見物」にも行きませんでしたが、大変な人出だったそうです。
「源内」さんでもロケがあったと思います。
主演の佐久間良子さんなども、地元の子供たちと遊んだりされたそうです。
そんな子供たちも、いまやすっかり「おじさん、おばさん」でしょうね。
源内さんのご主人も、佐久間良子さんに遊んでもらったひとりじゃないでしょうか?
「湖の琴」
20代のころ、読んだ記憶があります。
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2008/07/12 11:45>地元民さん
はじめまして。うちの父や母から「湖の琴」の映画化の時の話を聞きました。佐久間良子さんがとっても綺麗だったそうですね。うちに長い間仕事に来ていただいていた方が西山の方で、当時家の周りで撮影があった話など聞いています。その方も今は84歳。とっても元気で今でも自転車で西山から新鮮なお野菜を持って来てくださいます。
父と話していましたら、「うちに映画のシナリオがあるぞ」と言って昭和41年度芸術祭参加作品と書かれたシナリオを見せてもらいました。お宝ですね!