滋賀県民力の真価

テーマ:まちづくり
12/20の朝日新聞beのコラム「意外に強い地域の実力」に「滋賀県」と「長浜」が取り上げられておりました。地域経済アナリストの藻谷浩介氏が書かれたものです。

ざっと内容を要約すると、滋賀県についての

歴史・地理的背景として(1)京都の前庭(2)琵琶湖の存在(3)基幹物流路としての地の利を活かした工場集積
を挙げ、その結果として(1)人口当たり工業出荷額3位(2)人口当たり県民所得4位(3)生産年齢人口(15~64歳)増加率2位、等滋賀県の「元気さが光っている」ことが書かれておりました。

ここまでの記事を読んで、正直申し上げて、こうした指標に現れている滋賀県の元気さは県南地区のパワーに依拠しているものばかりだな、と感じたのですが、その後意外にも「長浜」についての言及となりましたので、全文を紹介いたしましょう。

見る影もなく衰退していた市街地が10年ほどの間に観光客でにぎわう街並みへと変じたのを目撃し、本当に驚いた。県内で京阪神から最も遠い市・長浜の黒壁スクエア。200近くの商店、コミュニティ施設、博物館が古い町屋を改装して生まれ、年間200万人以上が訪れる。地元経済人と住民有志と諸団体の、有名無名の人たちの汗と努力と連携の成果だ。

ここまでは、よくある長浜物語。さらにこう続く

「その後も俗化や陳腐化と闘い続けるパワーに、この県の民力の真価を見る。」

見ている人は見ております。地の利や人口増の結果、必然的にもたらされる県南の経済力などではなく、長浜の姿こそが滋賀県の民力の真価だと。どうも年明けから不況の一層深刻化が避けられそうもありませんが、智恵を結集して民力の真価を見せ続けようじゃありませんか。

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