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冗談から湖魚

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日、長浜観光協会から私宛に荷物が届いた。中身は佃煮と書かれているが全く心当たりがない。
開封すると「長浜曳山まつりフォトサイトの受賞ならびに商品の送付について」という文書とともに、本当に湖魚の佃煮が入っていた。


「うそー」と思って、観光協会のHPを開き件のフォトコンのサイトを見てみた。

https://www.nagahama-hikiyama.or.jp/kekka.html

本当にあるではないか。4月15日のブログで紹介した写真2点、「塔と宮殿」と「やまなしのほうとう」
セットで審査員特別賞-コメント賞ですと。金賞、銀賞、銅賞とあって特別賞は当初は予定していなかったとのこと。「どうしょうもないナンセンス」ということか?

まとにかく「ひょうたんから駒」ではありませんが、世の中「冗談から湖魚」ということもございます。皆様もダメ元でいろいろ挑戦してみませんか。

女の都

テーマ:油甚本店
今週の日曜日のことです。日曜日で従業員さんはお休みなので本店の店番をしておりましたが、連休の反動か小寒い気候のせいか、お客さんの数も売上もさっぱり。

早仕舞いしようかと考えた6時頃に現れた中高年女性4人組。珍しげに店内を観察し感嘆の声をあげたり、油について質問されたり。お一人の方などは油についての知識が豊富で「この油は圧搾絞りですか?」とか「この油はα-リノレン酸が豊富で他の油とはちょっと違うのよね」とかおっしゃって気が抜けない。

「このあたりは随分早くお店が閉まりますわね」
「長浜に行くって言いましたら旅行会社がね、何でそんなとこに行くのですか、ですって」
「でも長浜って本当にいい町ですわね」
「今日はね十一面観音見て参りましたの」
「明日は彦根と近江八幡に参りますのよ」

それはともかく4人で相当量をお買い求め下さり、他店で購入のおみやげも「これも一緒に送って下さらない?」ということで、一括ご送付ということにあいなりました。言葉遣いや服装がお上品なので「東京からお見えですか」とつい尋ねますと、「いえ長崎ですの」とお返事。

住所が長崎市内ではなく郡部であったので、一体こんなセレブのオバサン連中が住む田舎町は一体どこなのかとGoogle mapで調べてみると、その近辺に見つけた「女の都」の文字。「女の都病院」に「女の都小学校」

そんなところがあるのか、この日本に!女でなくても男でも、一度見てみたい「女の都」


豊かさを示す

テーマ:言葉・漢字
昨日、琴古主さんのブログを読んだら、杉浦日向子さんのことに言及されていました。
http://blog.ko-blog.jp/hyakkituredure/kiji/1623.html
彼女はまるで江戸時代に生きていたかのように当時のことをわかりやすく説得力をもって説明してくれる人でした。

残念ながら早世されてしまいましたが、彼女の著作「お江戸風流さんぽ道」の中に書かれていた印象的な文を紹介したいと思います。

『過去から現在、そして未来へ、暮らしは変化していますが、人々の心は同じです。江戸の寺子屋の教育の基本はただひとつ「禮(れい)」でした。禮を尽くす人になれと教えていたのです。禮とは豊かさを示すと書きます。豊かさとは心の豊かさで、自分自身の心が満足していなければ、他者を敬ったり許したりできないということです。何でもある現代に欠けているのは、この禮かもしれません』

確かに金銭的な豊かさばかりを追い求める現代の学校教育、さらに家庭において、「禮」ということが軽視されているように思えてなりません。自分自身への反省もこめて....。

じょうのすけがしょうのすけ

テーマ:油甚本店
昨日に続いて話題は再び相撲である。ただし今日はよもやま話ではなく、こじつけではあるが油甚本店がテーマである。

名古屋に住む叔父が大の相撲ファンである。私も人後に落ちぬ相撲好きではあるが、叔父は北の湖部屋の後援会に入っているくらいであるからかなりの肝いりである。毎場所直前に番付を送ってくれ、いつもは引札を陳列している立看板に場所中は番付を貼るのが恒例になっている。(実はこの立看板も元はと言えば番付を入れるために叔父が送ってくれたものを転用している)


この番付、右下に提供者の名前が書かれているのであるが、当初は確か「北の湖敏満」と書かれていたと記憶している。北の湖といえば元大横綱で現理事長であり随分と誇らしく感じたものである。ところが程もあらせずそこに記されている名前が部屋付の行司である「木村城之介」に変ってしまい、「こりゃ叔父さん、後援会費の額を減らしたのか」と邪推してしまった。

しかし、しかし、この城之介さん、丁度1年前に何と行司のNo.2である「式守伊之助」に出世したかと思いきや、今場所からは行司の最高位「木村庄之助」に昇格しているではないか。叔父も相当感激したのであろう、授与式の写真まで同封してきた。ついこちらもうれしくなって立看板に写真も掲載する事とした。


脇役の最高位というのが、何といっても自分好みと言うか油甚の家風に合っている。当店も彼の地道な出世にあやかりたいなとちゃっかり思っている。

名古屋は大(でや)横綱

テーマ:スポーツ
大相撲夏場所が始まった。5月に入り春でも一番いい季節になったと思っているのに「夏」とはいくら何でも気が早いと思うのだがいかがだろう。そもそも7月の名古屋場所が夏場所と呼ぶにふさわしいと思うのだが、そうすると五月場所の適当な呼び方がなくなってしまうということだろうか。「さつき場所」でもいいと思うのだが、もしかすると大なごや人たちが「夏だけでは名古屋でやっとることがわからんでかんて」などと注文をつけたのかもしれない。

<正式名称> <通称>         <開催場所>
1月場所     初場所           両国国技館
3月場所     春場所(大阪場所)    大阪府立体育会館
5月場所     夏場所            両国国技館
7月場所     名古屋場所         愛知県体育館
9月場所     秋場所            両国国技館
11月場所    九州場所          福岡国際センター

相撲に関心のない方には恐縮であるが、上表のとおり大相撲の本場所は年6回あって、1月、5月、9月が東京の両国国技館で開催され、3月が大阪、7月が名古屋、11月が九州福岡で行なわれる。○月場所というのが正式名称で、通称を見ると、東京で行なわれる場合は初、夏、秋と江戸っ子らしくさっぱりしている。


春場所は大阪場所とも言われるが、さすが大阪、東京に対する対抗心と名古屋ほど我が強くないせいか、「春場所」という淡白な呼称に甘んじている。但し一部の熱狂的浪花っ子に配慮してか、カッコ書きで(大阪場所)と呼ばせている。

九州場所についても、内部で葛藤があったことが推測される。おそらく福岡場所とするか博多場所にするかで争われた結果、九州場所で両派が折り合ったと見るのが妥当であろう。名古屋場所については、とにかく地元の熱意で「夏」の盛りであるにもかかわらず、名古屋の名前を優先させて寄り切ったことはほぼ間違いないであろう。

戦国時代の三傑もトヨタもすごいが、大相撲の場所名一つとってもやはり名古屋はどえりゃあ大(でや)横綱である。

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